前書き
※注意事項はよくお読み下さい。
(あらすじに記載しております。)
深夜テンションから生まれた作品なのでgdgdです。
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PPPPPPP…
em「ん”…。」
いつもより早い時間のアラーム音で目が覚める。
em「ん…あぁ、そうや…準備せな…。」
昨日出会った謎の男との遭遇を回避する為に掛けたアラームだったことを思い出す。
のそのそと起き上がり、着替えや朝食を済ませ、学校へ行く準備をする。
em「流石にこの時間には出会わんやろ…。」
時計を見ると今は朝の7:00。いつも出る時間より30分も早く支度を済ませた。
不安を胸に抱えつつも家を出て学校へと向かう。昨日あの人と別れた曲がり角まで、普通に歩きながらだが、恐る恐る近づく。辺りを見回してみると、誰も居ない。ホッと胸を撫で下ろし、また学校まで、今度は足取り軽く歩いていると、
zm「おっはよう、emさん。」
em「ぅわぁ?!」
なんと、巡り会ってしまった。いつもこの時間は通らないので、居るとは思わなかった。なんならいつも通りの時間の方が見かけていなかった。
私はしくじったと思いながらも振り向いてzmさんを見る。zmさんの顔は、私の驚いた声に吃驚している表情だった。
zm「そんな驚ろかんでも。」
em「す、すみません…。あと、おはようございます、zmさん。」
zm「ん、おはよ。」
昨日とは打って変わってなんだかテンションが低かった。流石に朝だからかと思いながら足並みを揃えて学校に向かった。
em「はぁ…、まさか出会ってしまうとはなぁ…。いつもの時間で良かったかぁ…。」
誰も居ない教室で机に突っ伏しながらそう一人呟く。
まだマシンガントークがないだけマシだったかと考えていると、また教室の扉が、今度は大きな音を立てて開いた。
吃驚して飛び起きながら見てみると、zmさんが此方を見ていた。
em「ど、どうしましたか、zmさん。」
zm「先に誘っておこう思って。」
em「へ?」
zm「昼飯。」
em「あぁ…。」
zm「あとちょっとemさんと話したくなってな。」
em「え…。」
ズカズカと私の席まで歩いてくると、前の席に座り、体をこちらに向ける。
em「私は話すことなんてありませんよ。」
zm「まあそう言わずにやな。」
em「というか、自分のクラスに誰か来てないんですか?」
zm「こんな時間は誰もおらんねん。他クラスなら多分あいつらが居そうやけど。」
em「じゃあそっち行けばいいんやないですか?わざわざ3年のクラスに来る必要ないですよね?」
zm「…来とっても二人で仲良うしとる奴らやで割り込む気ぃはないわ。」
em「…。」
ついぶっきらぼうに会話をしてしまった。冷たくあしらう様な話し方じゃなくてもいい筈なのに、やってしまった。反省と後悔をしていると、zmさんの口が開く。
zm「昨日の今日でこんな事してたら確かに怪しいやんな…。それに関してはごめん。でも、俺ほんまにemさんと仲良くしたいねん。」
確かにこんなに急にしかもタメ口で話かけられて怪しまない人間は居ないと思う。
しかし、謝罪をして落ち込んでいるzmさんを見ていると、ぶっきらぼうに相手してしまった私も悪いと思った。
em「…私も、失礼な態度取ってしまいすみません。しかも年下相手に…。大人気なかったです。誰も居ないこの間に、色々話しましょうか。」
zm「…ほんま?ええのん?」
em「えぇ。それにまぁ、grさんとtnさんと仲良い方を蔑ろにしてしまってはあの二人に何と言われるかわからないですしね…w 」
zm「それでも嬉しいわ。ありがとう、emさん。」
em「…ぁ。」
口元だけだが、ニコッと笑ったzmさんの顔が朝日に照らされて綺麗だった。
それから談笑していると、またもや教室の扉が開く。
gr「おー?なんやお前ら早いなー。あぁ、あとzm、tn来とるぞ。 」
zm「お前らは毎日一緒に登校しとるしな。そうやろうと思った。んじゃemさん、またお昼な!」
em「あ、はい。また後で。」
zmさんが開きっぱなしの扉から出て行き、入れ変わりでgrさんが入ってくる。
grさんは私の隣の席だったので、朝の準備をしながら私に話しかけてきた。
gr「お前、いつの間に彼奴と仲良くなったんや?あんなにzmが一方的だったのに。」
em「一度話してみないと分からないこともありますからね。結構いい人で、これから仲良く出来そうです。」
gr「ふーん?そんならええけど。あ、それならem、お前zmと一緒に生徒k」
em「あ、それはお断りさせていただきますね。」
gr「なんでやねん。」
em「勝手に他人を巻き込まんといてください。」
そんな様な会話をしている間に、教室は騒がしくなっていた。
朝礼が鳴り、全員席に着いて、授業が始まるのであった。
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