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「したいですか?」
涼さんは笑いを堪えて尋ねてくる。
「トテモシタイデス」
言ってしまった以上引き返せないので、私は赤面しつつロボ子対応を貫いた。
「ふふっ、なんでカタコトになるかなぁ……」
彼は破顔して私を抱き締めると、ちゅっちゅっとキスの雨を降らせてくる。
そしていまだにぬかるんでいる場所に指を這わせると、ぬぷぅ……、と指を挿し入れてきた。
「ん……っ」
砕けた雰囲気の直後に指を入れられ、不意を突かれた私は声を漏らす。
「ここでも気持ち良くなろうね」
彼はそう言うと、親指でヌルヌルと淫芽を撫でてきた。
「ひ……っ、ぅ、……うぅ……っ」
快楽に慣れていない私は、体を強張らせて下腹部に力を込める。
「もっとリラックスして」
涼さんはチュポチュポと蜜孔をほじりながら、私の耳元で囁き、耳朶に熱い吐息をかけてきた。
「そ、……んな、事……っ、言われても……っ」
「きつく締め付けてると、恵ちゃんがつらくなるよ」
彼は囁いたあと額にキスをし、サラリと髪を撫でてくる。
「う、うぅー……」
なるべく体の力を抜こうとするも、逆に緊張して脚がガクガクと震えてしまう。
「恵ちゃん、君は今、守られた場所で気持ちいい事をしてるんだよ。何も緊張する事はない。お腹いっぱい食べて、綺麗な花火も見て、風呂にも入ったし、あとは寝るだけ。寝る前にちょっと気持ちいい事をしておくだけだよ」
なまじ涼さんは声がいいものだから、囁かれていると気持ちがフワフワしてくる。
「胸も可愛いね」
涼さんは私の乳首をキュッと引っ張ったあと、親指で横薙ぎに弾いてさらに勃起させてくる。
「ん……っ、あぁ……っ」
私は蜜壷に含んだ指をキューッと締め付け、両手で必死に涼さんの手首を押さえる。
「中、ピクピクしてて可愛いよ。もう一本、指を増やすね」
彼は愉悦の籠もった声で言うと、宣言通り太くて長い指をもう一本押し込んできた。
「んっ! うぅーっ……」
粘膜を引き伸ばされた私はくぐもった悲鳴を上げ、脚を閉じるべきか開くべきか悩みながら、膝をガクガクと震わせる。
「何も恐い事はないよ。ただ気持ち良くなるだけ。フワーッってなったら我慢しなくていいからね」
何もかも許してくれそうな涼さんの声を聞いていると、泣きたくなってしまう。
「んぅーっ、あぁああ……っ!」
私は口端から涎を垂らし、声を出すのが恥ずかしいあまり、自分の手を噛む。
けど――。
「こら、だーめ」
涼さんに窘められたかと思うと手を優しくとられ、お仕置きと言わんばかりに肥大した淫玉を撫でられる。
「ふぁ……っ、~~~~っ、はぁああぁ……っ!」
私は両手で涼さんの手首を握ると、後頭部を枕に押しつけて体を丸め、ブルブルと震え、絶頂した。
「はぁ……っ、……はぁ……っ、――――あぁ……っ」
全身からソーダのように、シュワシュワと気泡が出ていっているような感覚を味わう。
目の前はパチパチと何かが明滅し、体は心地いい気だるさに包まれる。
ぬぽっ……と涼さんが指を引き抜いたあとも、私は涙を滲ませて脱力していた。
「気持ち良かった?」
耳元で優しく尋ねられ、私はボーッとしたままコクンと頷く。
「そう。良かったね」
涼さんに頭を撫でられ、私は目を閉じて眠ってしまいそうになる。
けれど脚を開かれて「んっ?」と目を開くと、どこから出したのか、彼が屹立にゴムを装着したところだった。
(そうだ……。エッチシタイデスって言ったんだった……)
一度達かされて満足してしまうと、さらなる快楽が恐くなってしまう。
挿入されるともっと気持ち良くなると知ってしまっているので、自分がもっと正体不明になると分かっているからだ。
「あ……、あの……」
「もう〝待て〟はできないよ?」
涼さんはニコッと笑うと、亀頭蜜孔に押し当て、グッと腰を進めてきた。