「……やらしい……。やっぱりエッチ大魔人だ」
ボソッと呟くと、彼は笑顔になった。
「そろそろ馴染んだかな」
そう言って涼さんは私を安心させるようにお腹や腰を撫で、ゆっくり屹立を引いていく。
「んっ、あ……っ」
彼が動くと、ぴったりとくっついていた場所から刺激を得て、膣肉がぞろぞろとさざめいているのが分かる。
私はそれだけでビクビクッと腰を跳ねさせてしまい、涼さんの分身を締め付けた。
「こっちを刺激しながらだと気持ち良くなれると思うから、利用できる所は全部利用しようね」
涼さんは親指でヌルヌルと肉芽を撫でながら腰を引き、雁首が見えそうになるまで屹立を引いたあと、ズブズブと埋めてくる。
彼が言ったように、充分に濡れているからか痛みはほぼない。
少し違和感と圧迫感があるものの、自分の体が大きな肉茎を受け入れられているのだと分かった。
同時に敏感な肉粒を刺激され、私は挿入されながら快楽を得てまた混乱している。
「ちょっと……っ、待って……っ、また……っ」
先ほど涼さんに丁寧に説明されたのに、私の頭の中には根強く「初めてなのに挿入して絶頂できるわけがない」という考えが染みついている。
なのに涼さんが肉棒を抜き差しするたびに、全身をゾワゾワとした悦楽が駆け抜け、もう一度あの高みへと私を連れて行こうとする。
「だ……っ、駄目……っ」
「気持ちいい事は悪い事じゃないよ。これは恵ちゃんがされた痴漢行為とは違う。俺が君を愛しているがゆえの行為だ。『いやらしい事は悪い事だ』って思わなくていいんだよ」
私は涼さんに声を掛けられ、ハッとする。
彼の言う通り、私の中にある性的な事への拒絶感、嫌悪感は、すべて痴漢された事から始まっている。
『男なんてヤりたいだけ』と思い、心から愛し合っている男女がいるのは分かっていながら、自分の周りにいるのは下卑た考えを持つ人だけだと思い込んでいた。
だから田村が嫌いだったし、篠宮さんの事も朱里の命の恩人と思いながら、どこかライバル視していた。
「私……っ」
そんな自分が情けなくなり、私はグスッと洟を啜って目元を拭う。
涼さんは優しい抽送を繰り返しながら言った。
「もう、呪いから解き放たれていいんだよ。君は愛されるべき存在なんだから」
「っ~~~~っ!!」
彼に優しい言葉をかけられた瞬間、私は涙を流していた。
「気持ちいい? 恵ちゃん」
私は硬い肉棒にヌルヌルと膣壁を擦られ、唇をわななかせながら頷く。
「――――きもち、……ぃ……っ」
性行為を肯定した瞬間、私の中でガチガチに強張っていたものが、フワッと解放されていったように思えた。
すべてのしがらみから解き放たれたとは言わないけれど、少なくとも相手が涼さんなら裸の自分を曝け出しても構わない。そう感じられた。
潤沢な蜜で満たされた場所に、涼さんの半身が潜り込んで前後し、私を女にしてくる。
「ん……っ、んっ、気持ちいい……っ、ぁ、あ……っ」
彼の形を覚えた蜜壷がさざめくたびに、全身にゾクゾクとした悦楽が広がっ
ていく。
「もっと気持ち良くなって」
微笑んだ涼さんは私の乳首を指の腹でスリスリと撫で、さやから顔を出した淫玉を親指の腹で撫で続ける。
「それ……っ、あ、ゃ……っ、気持ちいいから駄目……っ」
すっかり弱点になってしまった場所を愛撫され、私は悲鳴に似た声を上げて逃げようとする。
けれど涼さんはズンッと深い場所まで屹立を突き入れ、「駄目だよ」と妖艶に笑ってさらに腰を振ってきた。
「んっ、んぅっ、ぁ、あぁああっ」
彼が動くたびにヌチュヌチュといやらしい音が立ち、全身を作り替えられてしまいそうな気持ちよさに襲われた私は、とっさに脚を閉じようとする。
「そうするとやりづらくなるからね、脚は開いておいたほうがいいよ」
涼さんは私の膝の裏を押し上げて脚を広げると、今までよりも速く腰を叩きつけてきた。
「んっ、あぁあっ、あっ、あんっ、ぁ……っ」
抽送を受けるたびに、私のささやかな胸がプルップルッと揺れ、それが余計にいやらしくて堪らない。
先ほどより激しめに抱かれているのに、じっくりと慣らされたからか、もう痛みを感じる事はなかった。
「少しずつ中でも好くなれるようになったね。……でも、まだこっちで手助けしたほうが達きやすいかな」
涼さんはそう言ったあと、再度淫玉をヌチュヌチュと撫で、その裏側辺りを執拗に亀頭で擦ってきた。
コメント
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何だか初めて🔰とは思えない....🤭💕💕 笑いもあり、リラックス&甘々ムードな二人💏♥️
涼さんのリラックス・エッチ・メソッド~♡♡🤭