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みりん亭

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みりん亭

2 - 世界観設定

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2025年06月23日

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🍶 みりん亭 ―仮想町の食事処―

ようこそ、みりん亭へ。


ここは、古びたVRゲーム内にぽつんと残された小さな食事処。

時代遅れのデバイスと、退屈なレトログラフィック。

でも、なぜか――誰かの心がここに戻ってくる。


かつて流行したRPGの町マップ「フェイドタウン」。

その片隅にある食事処には、今日も誰かがふらりと立ち寄ります。


味はない。でも、思い出の味が、心にしみる。





🍚 みりん亭の店員たち


🐦 やまひろ(アマチュアプログラマー/管理者・鳥の姿)


しゃべらない。飛ばない。バグも治せない。

でも、プログラムが好きで好きで、仕方ない。

VR空間の花が話すのも、食器がうたうのも、全部やまひろが集めた「シェル(他人のプログラム)」のおかげ。

本職にはなれなかったけど、みりん亭では誰より“世界”を動かしてる。


🍽 くもいさん(みりん亭 店長/和食屋風アバター)


和服エプロン、すこし物静かな口調。

現実では壊滅的な味音痴だけど、VRでは“絶品料理”を次々と出す。

「味」はないけど、セリフと空気が“思い出”を呼び起こす不思議な一皿たち。





🎮 VRの世界


昔は「最先端」だったRPGマップ。

今はプレイヤーもまばらな、忘れられた仮想空間。

それでも、誰かがここに来て、食べて、少しだけ泣いて、ログアウトしていく。


みりん亭は、“食べられないのに沁みる”料理を出し続けます。






■ VR空間の設定


タイトル内名称:「旧RPGワールド:フェイドタウン」


開発元:かつて存在した中規模ゲームスタジオ「CosMicTown社」

現在:公式サポート終了後、残されたユーザーが有志で運営





◆ VRデバイス環境(現実側)


主流デバイス:サングラス型“簡易透過VR”


本体は耳掛け式。投影レンズによる“現実越しの映像重ね”方式。


指先の小型チップや腕輪によってジェスチャー操作も可能だが、精度は悪い。


「映像に没入する」というよりは、「現実に薄くレイヤーが載るだけ」という仕様。



旧型VR端末との互換性


昔ながらの「密閉式VRゴーグル(没入型)」もサポートしているが利用者は少数。


ゴーグル派は“懐古プレイヤー”と呼ばれる。



感覚再現は一部制限


触覚・味覚の完全再現技術は法的規制(依存・誤認事故防止)で廃止。


音声、簡単な視覚、呼吸同期、背景音、微かな体感圧のみが許可範囲。


その代わり、**「記憶を補う演出」や「感情に合わせた環境変化」**が重視されるようになった。







◆ フィールド(フェイドタウン)


マップ仕様


正式名称:RPG-style Layered Town Ver.3.11


設定は「古びた旅の町」。石畳、木造家屋、酒場、宿、神殿風の建物など。


時間の流れは現実の1/2で進行。夕暮れ時が基本。


マップ内はNPCが巡回しており、一部に**やまひろの組み込んだ“感情シェル”**が存在する。



没入レベル


臨場感はあるが、画像解像度はあえて低め(デフォルメ感重視)。


目にやさしい温系グラデーションで構成され、ユーザーに“ストレスを感じさせない設計”。


頭上には“VR機特有のHUD(仮想メニュー)”が浮かんでいるが、やまひろが独自スキンでレトロ風に変えている。







◆ ネットワークとログイン


みりん亭の空間は“ローカルエリアに近い非公式実装”


サーバーはP2P型。正式な企業運営はされておらず、やまひろが有志でメンテナンスを行っている。


プレイヤーが滞在できる時間に制限はないが、一定期間ログインがないとアバターの痕跡は削除される。



来客の履歴は「記憶ログ」として一時保存


会話ログや視線の動きなど、行動はサーバー側で匿名記録。


くもいさんの対応セリフは、過去のログデータを参照して感情的に調整される。







◆ 社会的な背景


VR業界全体が「一周まわって退屈になった」時代


視覚刺激に飽き、**“無言の体験”“あえて何もない空間”**が流行。


SNSやゲームは統合されたが、「ただそこにいるだけのVR」が密かな人気。



「みりん亭」はその象徴的存在


物語もストーリーも目的もない。


ただ、空間に入って、くもいさんと会話して、仮想の料理を眺めて、ログアウトするだけ。


けれどそれが「今の人間には一番沁みる」と言われている。


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