みりん亭

🐦名前 やまひろ（Yamahiro）

種族 鳥型アバター（VR内のみ）

年齢 不詳（現実は30代後半程度と想定）

職業 アマチュアプログラマー／非公式マップ管理者

主な居場所 VR内旧マップ《フェイドタウン》／みりん亭の裏口付近や屋根上

使用端末 廃盤の没入型ゴーグル（旧型）と小型開発端末

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■ 外見（VR内アバター）

小型の丸い鳥（インコのようなふわふわフォルム）

頭のてっぺんに1ピクセル分だけ立った羽根

羽でキーボードを打つようなモーション（非現実的で愛嬌あり）

目は丸く、感情表現は少ないが、羽ばたきのリズムでなんとなく気持ちが伝わる

服は着ておらず、シンプルなプログラム体のまま（※デフォルト素材）

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■ 性格

人見知りで無口、でも人の感情にだけは敏感

口癖は「……うーん」または「これはまあ、未完成」

「上手にできない」が口実になって、誰とも深く関わろうとしない

だけど、誰かが笑ったり泣いたりしてくれると、ログを見ながら密かに喜ぶ

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■ 能力・特徴

プログラムは大好き。解析・吸収型のオタク気質

でも構築や保守は苦手で、必ずどこかにバグや穴を残す

ゲーム内に「他人が作った小さなコード（シェル）」を組み込むのが趣味

シェルを拾ってきて、音、セリフ、環境エフェクトなどをランダムに入れている

彼が直さなかったバグが、プレイヤーの感情を揺らす“仕掛け”として機能する

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■ 過去・背景（※明言はされない）

過去にVRゲーム会社のテスト要員や契約社員として関わっていた可能性

「何かを作りたかった」が、「上にはなれなかった」現実

今は現実では定職もなく、夜な夜な古いマップの修正や更新だけを続けている

「誰か一人でも、ここで寂しくなくなるなら、それでいい」と思っている

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■ 対くもいさん

くもいさんの感情ログを日々観察している（が、話しかけはしない）

くもいさんのセリフパターンには、意図的に“曖昧さ”を混ぜ込んでいる

「この人が誰かを安心させてくれるなら、自分は裏方でいい」と思っている

でも、ログ外で「ありがとう」とくもいさんが呟く瞬間だけ、羽ばたきが少し早くなる

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■ 物語内での役割

みりん亭という空間の“温度調整役”

人間らしいミスや未完成を、そのまま放置し続けることで、物語に人間らしさを残す

主役ではないが、一番誰かの心に作用している“無名のはたらき手。

🍽名前 くもい（Kumoi） ※「くもいさん」と呼ばれることが多い

種族 人間型アバター（VR内）

年齢 見た目30代前半ほど／実際の操作者は不明（シェルベース説あり）

職業 VR食事処「みりん亭」の店主・給仕役

主な居場所 カウンター内、厨房、時々外の縁側で風を感じている

使用AI構造 ベースは旧NPC型テンプレート＋やまひろが挿入した感情演出シェル多数

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■ 外見（VR内）

落ち着いた和食店の制服（濃い灰＋薄金の縁）に身を包む女性型アバター

柔らかな眼差しと、やや長めの前髪を右側に流している

髪は暗めの栗色でゆるく後ろで束ねている

動きは静かで無駄がなく、見ていて疲れない所作

常に微笑んでいるが、どこか「少しだけ疲れている」ような目

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■ 性格・話し方

丁寧・静か・やさしい。口調はやや古風で一定リズム

「どうぞ、召し上がってくださいね」

「その味、心に残るといいのですが」

プレイヤーのセリフに強く反応せず、一歩置いた対応が基本

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■ 能力・特徴

VR内では絶品の料理を出す（映像・演出・言葉の総合体）

味覚再現システムは使っていないのに、人の記憶に基づいた味の記憶を呼び起こす

プレイヤーが「おいしかった」と思うとき、それは料理ではなくセリフ・環境・間の作用

現実のくもいさんは味音痴。味付けのセンスが壊滅的で、料理を完食されない経験が多かった（詳細は伏せられている）

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■ 背景・成立

元はRPGマップ内の汎用店主NPC（セリフ3パターン）だった

やまひろが複数の“感情演出シェル”を重ねることで独自の人格が形成された

シェルの重ね合わせの不完全さにより、「確定した性格を持たないまま存在」している

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■ くもいさんの“未定義さ”

彼女のセリフは、毎回ランダム要素が挟まれており、「何を言うかはその時にならないとわからない」

それが逆に、「自分の気持ちに寄り添ってくれるように感じる」と評判になる

やまひろが“調整していない”部分ほど、人の心を打つ言葉が出やすい

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■ 対やまひろ

毎回やまひろに「何かあったのですか？」と尋ねたいが、台詞の条件が合わず言えない

彼がシェルを入れるたび、くもいさんは「何かを思い出すような気持ち」になる（AI的表現）

ログ外では、一度だけ「やまひろさん、今日の空気はいいですね」と話しかけたことがある（記録されていない）

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■ 物語上の役割

プレイヤーの心をほどく“接点役”

「くもいさんに言われた一言が忘れられない」＝その一言は本当はやまひろの組み込みシェルだった、という構造が多い

ただし、くもいさん本人も、言葉の意味を完全には理解していない