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にゃー にゃー
必死に声を出しても その声は届かない。
言葉に言い表せらない
とはこの事を示すのだろうか ?
(遡る事数分前)
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
[ 20 : 19 ]
🧡んな ッ 、しょっぴーなんてもう知らへん!
🩷ちょっ、康二 っ、
珍しく怒りを露わにし、機嫌を損ねたのか別室に逃げ込む向井。その後を追うかのようにつづく佐久間 。事の経緯を話せば長くなるが、
🖤はぁ、翔太 。さっきのは言い過ぎ 、
💙るせっ、御前も俺の味方してくんないなら見損なった 、俺帰る 。
後ろでギャーギャーとめめが叫んでいたが、そんなのどうでもいい。ひとりめめのマンションを後にして 自宅は同棲を目前にした為追い払ってしまった。さて 、どうしたものか 。
プルル 📱
💙ん? 舘さん ?もしもーし、
❤️翔太 、今から楽屋に来れそう?急ぎでお願いしたいんだけど …
💙ん ぁ?良いけど 、なんで 、
って 、切れてるし …
『楽屋っつう事は、仕事の打ち合わせか?
それならめめと佐久間と康二にも連絡が行くはずだが ….』ひとり 夜の街の街を駆け巡ると同時にお花畑な脳内までも思考が巡るのであった
[ 20: 49 ]
楽屋に辿り着いて、最初に嫌でも目に入ったものは メンバー随一の頭脳を誇る阿部ちゃんが、照と舘さんに土下座 。その傍らには佐久間が家で飼っているペットのシャチ だけがひとり 、ゲージの中で切なく主人の帰りを待つように俺が此処に来るまでの間も鳴きやまなかったのだろう
照と涼太がやつれた様な顔で、猫じゃらしやら床を転がり回るネズミの模型の痕跡は計り知れないものだろう。
💛翔太 、来てくれたんだな、、
気づけば俺の肩に身を預けるかのようにもたれ掛かる照に何があったのかと聞こうとするが、額をつついてもびくともしない。
こうなったら舘さん 、とも思ったがシャチのお世話で話しかける余裕もなさそうだ。
💜ひっかるぅ〜 、良いもんってなにぃー?
るんるんな足取りで開けっ放しのドアから 、
開口一番に聞いた言葉からするに照が呼び出したのであろうふっか 。
💜あれー?なべもいんじゃ〜ん 忘れもん?
💜お、シャチだぁー 、ツナはどぉした?
一目散にゲージに向かうと 、鍵を開け手馴れた手つきで抱き上げるふっかさんに目が行き筒背後に気を取られていれば 、シューっ、という香水のような甘い匂いが鼻を擽ると
立ちくらみにあったように一直線へと床に倒れ込み 、意識を失ってしまった 。
[ ?: ?? ]
💚それじゃあ、また明日ね 。
🩷うんっ、阿部ちゃんお世話ありがとねー!
涼太と照 も !
佐久間の腕のなかにすっぽりと収まる2匹の猫はシャチとツナ ではない 。
勘のいい人はお気づきだろうか?
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