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今の状況に「カップルみたいやな」と思う。
我ながらこの考えにはキモいと分かっている
だが、可愛い女の子に擦り寄られると
男性陣諸君、皆こう思わないかね?
俺は信じとるで,
絶対思うから
彼女の手元に不意に目をやるととある小説を見ていた。
「遠回りな君との恋…、」
タイトルからわかる、恋愛小説感
少し、マジでほんの少しだけ内容が気になり
一巻だけ借りて、読んでみることにした。
内容は、主人公の「桜木」という女の子と
その主人公が好きな不良「鳥井」
そして幼馴染「天乃」の3人の恋物語。
主人公は2人が自分に好意があるということは知らず、生活している。
鳥井は、自分が主人公のことが好きだという自覚がない鈍感野郎。
天乃は好きという自覚はあるもののガンガン攻めるのではなく、少しずつ計画を寝る努力家。って感じ
とまぁ、大体はこんな感じだ。
ベタな三角関係やなぁ、
ゆうは、好きな人がおるんかな?
だとしたら恋する乙女やな
「死の天使、なーんて…誰が言ったんやろ」
本当は、
こんなにも、泣き虫な子なんに。
「拷問官なんて、向いとらん」
物語はまだまだ序盤
ここからやで、恋愛っちゅーのは
rbr視点、終了
『…んッ、ぁ』
起きた、という感覚を自覚する。
ということは…
『私、寝てた…?』
rb「せやなぁ、30分くらい寝とったで」
『うぁ…ッ』
隣から声がして驚いた。
私が本を読むときにはいなかったと思う。
じゃあなんでここにいるの。
どうして、私はこの人に体を許しているの。
わからない不安が頭を混乱させる。
rb「俺が近づいた寝とったで?
それで、小説読んどったやろ?その小説が気になってなぁ、隣で座って見とったら、
ゆうさんの体が寄りかかってきたんよ」
怪しいことはしとらんで!と付け足し私に笑いかける。
顔には「天」と書かれた布を付けている。
見えてるのかな?
rb「ゆうさん、やろ?」
『ぁ…えと、は…はぃ。』
俯きながらも、頑張って答える。
視線がすごすぎて、ちょっと戸惑ってしまう
rb「…目ぇ、見てくれないん?」
彼の手が私の頬に伸びる。
そのまま、私の頬を撫でる様に触り割れ物を扱うかの様に、優しく語りかけてくれる。
少し怖い
rb「…大丈夫、俺は怖ないで。せや、これやるわ」
そう言って、彼は顔の布を外した。
その時見えた,彼の瞳は
目を奪われるほどに綺麗で、
透き通っていて繊細な色をしていた。
『…綺麗、』
rb「俺、昔から視力が良かったんよ」
「それも、良すぎるほどに」
rb「だから、その布でわざと視力を悪くしてんねん」
「見ずらいかもしれへんけど、そっちの方が逆に人と目が合わなくて話せるんとちゃうか?」
最初はびっくりした。いきなり外すし、いきなり私に付けてくるし
でも,それは私のことを考えての行動だったことがわかった。
お礼ぐらい,言わなくちゃ
『ぁ、ありがとう…ございます…、』
少しぎこちないけど、自分の気持ちを伝えた
そしたら、仕事やから!と言って走っていってしまった。
また、出会いたいなんてわがままを
神様は許してくれるだろうか。