ボォー…!パチッ!
奈津希(まずい…ここまで火が…!)
数時間前…
男性(40代くらい?)『はぁー…禁煙とか無理だし〜』
看護師『上原さーん。検査の時間ですよー。』
男性『うわヤベッ!』
その瞬間カーテンにタバコの火が移ってしまった。
現在…
梨沙と奈津希は避難していた
奈津希『梨沙、危ない!』
ガッシャーン!
梨沙『…ッ!奈津希!』
奈津希『私はいいから早く逃げて…!』
梨沙『でも…!』
奈津希『お願いだから…』
梨沙『ごめん!』
外
佳宏『これはヤバいな…』
佳宏は梨沙を見つけた。
佳宏『梨沙!奈津希ちゃんは…』
梨沙『佳宏、奈津希を助けて!』
梨沙『私を庇って、瓦礫に埋もれて怪我してるの!』
バァン!
梨沙『そんな…!』
隊長『今救助するのは危ない。消火しろ!』
佳宏『隊長、まだ要救助者がいるんです!救助に行かせてください!』
隊長『ダメだ。』
梨沙『佳宏…!奈津希を助けて…!ヒグッ…ウゥッ…!』
佳宏(俺は…)
その頃奈津希は…
奈津希『ケホッケホッ…!』
奈津希(梨沙、逃げ切れたかなぁ…)
佳宏『…津希!…奈津希!』
奈津希(佳宏くんの声がするなんて夢だよね…)
数日後…
奈津希『…ッ!』
奈津希『生きてる…?』
奈津希は誰かに手を握られていることに気付いた。
奈津希(佳宏くん…?)
佳宏『奈津希…!』
佳宏『よかった…!』
泣きながら奈津希を抱きしめた
奈津希『ちょっ、佳宏くん!?』
佳宏『俺、奈津希がいなくなるって考えたら怖くて…!奈津希が生きてくれて本当によかった…!』
ガラッ!
梨沙『奈津希〜!お見舞いに来たよー…ってお取り込み中?』
奈津希『そうじゃないよ!』
梨沙『ハァ…佳宏、奈津希のこと離してあげな。』
佳宏『…ッ!ごめん////』
奈津希『梨沙、佳宏くんと二人きりで話したいからいい?』
梨沙『いいよ。』
奈津希『佳宏くん、この前の返事だけど…』
佳宏『うん…』
奈津希『私、佳宏くんと付き合いたい。』
佳宏『えっ、本当に!?』
奈津希『私のこと大切にしてくれるし、何よりカッコいい。』
奈津希『だから…うわっ!』
佳宏は奈津希を抱きしめた。
佳宏『俺、奈津希のこと幸せにする!』
奈津希『ほんとに?』
佳宏『ほんとだよ。』
そう言って佳宏はキスをした。