テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「宮舘君、今日も良かったよ〜!」
「ありがとうございます。お疲れ様でした!」
大絶賛してくれるプロデューサーやスタッフに、明るく挨拶をしてスタジオを出る…
本日最後の仕事を終えて、後は家に帰るだけだというのに足取りが重い
『翔太…』
ふと浮かんでくるのは、渡辺の顔…
今更ながらに俺は、彼の存在の大切さに気付かされていた…
◇◆◇◆
「………」
最近、渡辺の側には何故か深澤がいつも居る…
今まで一緒に居た目黒やラウールは、少し離れてその様子を伺っている様に見えた…
「………」
そしてもう1人…
『照…?』
表向きは、以前と変わらないものの…
「………」
幼馴染の第六感とでも言うのだろうか…
渡辺を見る彼の目に、以前とは違う熱が籠っている様な気がしてならなかった…