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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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そして着いたのが……





ジンペイ「これが城!?」



コマ「どう見ても公衆トイレだよね?」




コマの言う通り、見るからに公園にありそうなトイレだった



しかもご丁寧に『TOILET』とまで書かれてある




執事「いいえ。此方は花子様の城に向かう為の『駅』でございます!」




すると、トイレの建物の向こう側の右の路線から、シュ――ンッと細長い何かがやってきて、丁度トイレの前で停車した




執事「その名も、『トイレットコースター』!」




こ、これは…



ジェットコースターならぬトイレットコースターという訳かッ(((




メラ「あんなもんに乗るのか…;」



フブキ「何だかテーマパークみたい」




ジンペイを除く4人は唖然とし、ジンペイはキラキラと目を輝かせている




執事「そう!この城は、永遠のお友達にいつまでも楽しんで貰いたいという思いで、



花子様が築き上げた、謂わば『トイレの花子さんランド』なのです!」




いや、トイレの花子さんランドって……まんまやん(´・ω・`)(((




ジンペイ「じゃあ、俺1番前~!」




ジンペイはトイレットコースターの1番前の左側に座った




コマ「あ、待って。合計で4つしか椅子が無いよ?」



フブキ「確かに。執事さん、この場合はどうすれば…?」




これは予想外だった執事は、腕を組んで考え込む




執事「うぅむ……。仕方ありません、3人並んで座るか、あるいは誰かが誰かの膝に座るか…」



ジンペイ「よし分かった。アゲハ、俺の膝の上に来い」←



フブキ「いや、ジンペイ君じゃ信用なんないから、私の膝に来なさい」←



メラ「いや、ここは年上の俺が」←




3人に詰め寄られて困惑するアゲハ




アゲハ「いやいやいや!私なんかきっと体重めっちゃ重いだろうから…」



ジンペイ「ウソつけ!28キロしかない癖に!」



アゲハ「バラさないでよ!?てか、なんで知ってるの!?」



コマ「28はいくら何でも軽すぎる!僕でもいけちゃうよ!」




うん。確かに、うん。28はちょっと軽すぎひん?(((((




執事「決まらなのであれば、ジャンケンをなさればいかがでしょう?」



「「「「天才かよ」」」」←




4人はアゲハを膝の上に乗せるという命をかけた(?)ジャンケンが始まった



ていうか、アゲハを膝に乗せるのはもう確定なのね(((









メラ「……勝った」



「「「負けた――――ッ!!!!」」」←




メラは喜び、他の4人は膝をついて泣き叫ぶ←




そして…



乗る順番は、



メラ&アゲハ|コマ|

―――――――――――|執事

ジンペイ|フブキ|



となった。








メラ「アゲハ…お前、軽すぎだろ…;」



アゲハ「お世辞は結構ですよ、メラ先輩…」



メラ「いや、そういうんじゃなくって、本当に…」



ジンペイ「おい、俺の隣でイチャコラすんなや」←




ジンペイはメラに笑いかける。



が、目は全く笑ってないので、所謂暗黒微笑という奴である(((




コマ「執事さん、早く発車させてください」



執事「ああ、少々お待ちを」



フブキ「早よしろや」←



執事「ア、ハイ。」←




執事はトイレの水を流すレバーを下に引き下した




執事「では、出発進行!」




その声と同時に、後方から水が押し寄せてきて、その圧力でトイレットコースターは前に進み始めた




ジンペイ「うおぉー!楽しー!こんなの並ばずに乗れるなんて最高!」




ジンペイはさっきと打って変わって上機嫌になり、両腕を突き上げてニコニコ笑う



すると、メラの膝に座ったアゲハがギョッとする




アゲハ「ジンペイ!前、前!!」



ジンペイ「んぇ?…ええぇぇぇ!?!」




なんと、この路線に続いていたのは、トイレそっくりのトンネルだった!



執事は驚いてる5人を無視し、




執事「しっかりお掴まりを。最初の『ゾーン』へ、スプラ~ッシュ!」




というと、レバーをクイッと下に下げる



すると、水の流れるスピードが一気に速くなり、アゲハ達の乗ってる、



トイレットコースターは物凄いスピードでトイレの便器に突っ込んだ




「「「うわぁぁぁッ!!/きゃあぁぁぁッ!!」」」




メラ以外の4人は只管発狂し、メラは俯いて黙り込んでる

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