水晶の中を覗き込むように見た。
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シノハラユウタ 17歳
HP100 攻5 防3 魔0 魔防2 俊敏15 幸運-100
魔法適正:火 光 水 重力
スキル:緊急回避Lv1,危険察知Lv1,心読Lv1, 成長促進Lv2
探知 解禁可,??? 解禁可,
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んん?この世界の基準分からないけど、尖りすぎなのは分かる。
受付のお姉さんが言ったな。
「こんなステータス初めて見ました。幸運-100なんて、なんて可哀想なの。きっとろくな死に方しないわ…」
うん…このステータスには確かに納得がいく。
この世界に来てから、お金を盗まれたり。
いや、来たことが運がいいのか、悪いのか。
「とりあえず、このステータスで登録しちゃいますね。」
「すみません、お願いします。」
少し待っていると、
「できました。あなたのギルドカードです。」
「ありがとうございました。」
「説明します。」
一通り、説明を聞いた。
この世界には、クエストランクがあるらしい。
G級 F級 E級 D級 C級 B級 A級 S級 帝王級(SS級)
の順に難しくなっていく。ゲームと同じだ。
ちなみに、クラスメイトの中にはもうD級までいった奴がいるらしい。
金盗んだやつだったらぶっ殺す。
ちなみに今の俺はG級らしい。
受付のお姉さんに別れを告げた。
「ありがとうございました。」
「お葬式には出るので(´;ω;`)お元気で。 」
ツッコミたかったが、堪えて後にした。
ん?クエストボードの前に人が群がってやがる。
「オラァ!!お前か?俺のクエスト紙を盗んだやつは?」
「あ?クエストなんて受注したもん勝ちだろ。」
荒れてるなぁ。と眺めていると、1人の女の人が歩いてきた。
「辞めないか!いいハンターがみっともない!」
さっきまで騒いでた輩が一気に静まり返った。
ひそひそ話が耳に入る。
「おい、あれって戦乱の薔薇のオリヴィア様じゃないか?」
「まじか、一言であの山猪のサンズ、白狐のローズを止めやがった。」
なんか、俺が言うのもなんだがこの世界の奴らは厨二病全開だな。
俺はこっそりとすみっこのカスいクエストをと。
「おい、そこのお前新入りか? 」
ゾクッ!耳は弱いんだよ。と言いそうになったが、グッとこらえて振り返ると、あらら〜。
さっきのなんとかの姫オリヴィア様じゃないかぁ。
「なんの用でございましょうか。。へへ」
「お前、まさか勇者の也か?」
「そうですが、どうしましたか?」
「そうか、お前そのクエストはやめておけ。時間がかかる割に稼げない。」
そう言って新たなクエストを示して来た。
「これに行ってこい。最初の頃はこれで稼いでいた。」
「ありがとうございます。ありがたく頂戴します。」
そう言うと、去っていった。
んん?このクエストってただの薬草採りやないかい。
とりあえず行ってみるか。受付に渡し、冒険に出かけたのであった。
そういえばあの人どこかで見た事が。
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