テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ひかり(6月まで低浮上)
33,376
𝒔𝒑𝒊𝒌𝒂
2,891
rsli
『この恋、セーブ出来ません。』
li視点
らいとはベッドに寝転びながらスマホをいじっていた。
いつものゲーム。
恋愛シミュレーション。
もう何周もしてる。
でも飽きない。
理由は一つ。
ロゼ。
「ロゼ今日もかっこよすぎやろ…」
画面越しに本気で見惚れる。
完全にガチ恋。
ストーリーもセリフも、ほぼ覚えとる。
それでもやる。
「今日こそ完璧ルートいくけん」
軽く気合入れて、スタートを押す。
画面が切り替わる。
いつものロード。
のはず。
でも。
画面が急に光る。
強すぎる。
「え、なにこれ」
指先がじんっとする。
次の瞬間。
体が引っ張られる。
「ちょ、待っ…!?」
視界が真っ白になる。
気づいたら。
立っていた。
見覚えのある部屋に。
ゲームで何回も見た背景。
「……え?」
スマホ、ない。
現実感、ない。
でも全部リアル。
ドアが開く。
ロゼ:「……あれ?」
ロゼ:「見ない顔だね。転校生?」
らいと、完全停止。
推しが動いとる。
喋っとる。
目の前におる。
「ろ、ロゼ…」
ロゼ:「うん?俺の名前知ってるんだ」
ロゼ、やわらかく笑う。
その顔、知っとるやつ。
好きなやつ。
心臓うるさい。
そのとき。
目の前に画面が出る。
▶ プレイヤー確認:らいと
▶ 攻略対象:ロゼ
▶ 好感度:0%
▶ 好感度を上げてください
▶ 未達成の場合、ログアウト不可
「はああ!?」
ロゼ:「びっくりした。急にどうしたの」
ロゼ、ちょっと笑っとる。
優しい。
無理。
好き。
▶ 行動を選択してください
① 普通に挨拶する
② 名前を呼ぶ
③ いきなり抱きつく
「③いきたい…でも初手はやばい…」
「……②」
らいと:「ロゼ、やろ」
ロゼ:「正解。なんで知ってるの?」
ロゼ、少し楽しそう。
▶ 好感度+10
「よし」
らいと、小さくガッツポーズ。
ロゼ:「なんかゲームみたいだね」
「いやほんとそれ」
でも言えん。
▶ 次の行動を選択してください
① 距離を詰める
② 世間話する
③ じっと見る
「……①」
らいと、一歩近づく。
ロゼも少しだけ寄ってくる。
距離、近い。
ロゼ:「近くない?」
でも嫌そうじゃない。
むしろちょっと笑ってる。
▶ 好感度+15
「伸びいいと…」
ロゼ:「さっきから何と戦ってるの?」
らいと:「人生」
ロゼ:「重いね」
普通に返される。
優しい。
好き。
▶ 次の行動を選択してください
① 手を取る
② 話を続ける
③ 離れる
「離れるはない」
「①」
らいと、そっと手を取る。
ロゼ、びっくり。
でも振りほどかない。
ロゼ:「大胆だね」
ロゼ:「俺そういう子すき」
ちょっと笑う。
▶ 好感度+20
「うわ一気にきた」
ロゼ:「ねえほんとに何見えてるの」
らいと:「未来」
ロゼ:「怖いなあ」
でも楽しそう。
そのまま会話が続く。
ロゼはずっと優しい。
ちょいツッコミ入れてくる。
距離も自然に近い。
らいと、ずっとドキドキ。
▶ 好感度:55%
「半分…」
ロゼ:「さっきから嬉しそうだね」
らいと:「嬉しいと」
ロゼ:「そっか」
やわらかく笑う。
それだけで心臓終わる。
▶ 次の行動を選択してください
① 本音を言う
② ごまかす
③ 冗談にする
「……①やろ」
らいと:「俺、ずっと好きやったと」
ロゼ、止まる。
空気が少しだけ変わる。
ロゼ:「……初対面だよ?」
らいと:「俺の中では違うと」
ロゼ、少しだけ目を細める。
優しい顔。
▶ 好感度+30
▶ 好感度:85%
「上がりすぎやろ!」
ロゼ:「でも、嘘じゃなさそうだね」
らいと:「嘘じゃなか」
ロゼ、少し照れたように笑う。
その表情、レア。
知っとるけど、実物やばい。
▶ 最終選択
① 好き
② 大好き
③ 愛してる
「またかい!!」
ロゼ:「さっきから迷いすぎじゃない?」
らいと:「人生の分岐やけん!」
ロゼ:「大げさだなあ」
でもちゃんと待ってくれる。
優しい。
「……②」
らいと:「大好きやけん」
静かになる。
ロゼ、少しだけ近づく。
距離、ゼロ。
ロゼ:「うん」
ロゼ:「なんか、そんな気がしてた」
ロゼ:「俺も無意識のうちにらいとに惹かれちゃったのかも」
優しく笑う。
▶ 好感度100%
▶ クリア条件達成
「やっと…」
画面が出る。
▶ 現実に戻りますか
YES / NO
らいと、止まる。
ロゼを見る。
ロゼは何も知らない。
でも、ちゃんとここにいる。
「……戻ったら」
「ロゼ、おらんとよね」
小さくつぶやく。
ロゼ:「らいと?」
らいと、深く息を吐く。
▶ 行動を選択してください
① YES(現実に戻る)
② NO(ここに残る)
③ ロゼの手を取る
「……③」
らいと、ロゼの手を掴む。
ロゼ、少し驚く。
らいと:「一緒に来る?」
ロゼ:「え?」
ロゼ、きょとんとする。
らいと:「こっちの世界、楽しいけど」
らいと:「俺の世界にも来てほしいと」
ロゼ、少し考える。
でもすぐ笑う。
ロゼ:「らいとがいるなら、どこでもいいよ」
その一言。
心臓止まりそうになる。
▶ 特別条件達成
▶ 攻略対象の同伴が可能です
▶ 現実へ移動します
「え、まじで!?」
光が広がる。
視界がまた白くなる。
手は離さない。
絶対に。
次の瞬間。
らいとはベッドの上にいた。
いつもの部屋。
スマホが落ちてる。
現実。
「……戻った?」
そう思った瞬間。
横から声。
ロゼ:「ここが、らいとの世界?」
らいと、固まる。
ゆっくり振り向く。
ロゼ、普通にいる。
部屋に。
現実に。
「……は?」
ロゼ、部屋見渡してる。
楽しそう。
ロゼ:「すごいね。ちょっと狭いけど」
「うるさい!」
反射でツッコむ。
でも顔、めっちゃ嬉しい。
ロゼ、くすっと笑う。
そのまま自然に近づく。
距離、近い。
ロゼ:「これで、ずっと一緒だね」
らいと、顔真っ赤。
でも逃げない。
むしろ。
「……最初からそのつもりやけん」
ロゼ、満足そうに笑う。
そして。
軽く手を握る。
もう、離れない。
▶ TRUE END:現実でも攻略対象
いっつもコメントくれる子フォロバしようかな🤔
コメント
4件
やっぱりrsliっていいなぁ… liくんが乙女ゲーム?をしてる姿絶対可愛いな… というかおんぷちゃんの書くrsliめちゃくちゃ好きなんだよね! 2人の特徴しっかり掴んでて読んでて楽しい😆
毎度rsli小説を勝手に熟読させてもらっているのですが毎回クオリティーが高いのと設定や作り込み雰囲気が良くて…今回は我慢ならずにコメント失礼致します🙇乙女ゲームのワクワク感とliさんがrsさんの事推してるだけあってゾッコンな描写があるのがなんだか新鮮であったり、キャラという観点でもrsさんがあまりにも解釈一致で上手くまとめれませんが素晴らしい作品をありがとうございます😭長文失礼致しました…!