あぁ…無理かなぁ…
「うん、いいよぉ?」
「え、え?いいんですか?」
「うん!」
私は少し、心が踊っていた
「ねえ、有紀!今日一緒に帰ろ!」
「え?あ、うん」
「じゃあまたね」
あぁ…また行ってしまう
「うん、じゃあね」
「ねえ有紀?なんであんなやつと話してたの?」
「え?なんで?」
「いや、失礼だけどさー、」
「あいつ、陰キャだよW
話す時『あっ』とか絶対つけて言うし全然垢抜けてないしー」
「…そっかぁ…」
「そんなこと、ないと思うけどなぁ」
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「うわぁぁぁぁぁぁ」
「話せなかったよおおおおおお」
「あいや、一応は喋ったけど…」
私はぬいぐるみを抱きしめて独り言を言った
「てか、みんな可愛すぎなのよ!」
「頑張ってみようかなぁ…」
私は洗面台に行った
鏡に映ってる自分がいる
「鏡に立つの、何年ぶりだろうなぁ…」
私はため息をつく
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「が、頑張った…頑張った…よね?」
気づいた頃にはもう夜中の2時だった
「ねっむ…明日休もう…あ、もう今…日…か…」
私は眠りについた
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ピーンポーン
「…クシュ…」
「やばい…何もかけずに寝たから…」
「風邪…ひいたかも…」
頭がクラクラするが何とか動こうとした
「はぁい…」
「あ、大丈夫…?」
「ヒャッ…カワイイ」
「え?」
「あぁ、なんでもございませぬ…」
「どうしたんですか…?」
しまったつい本音が…
「今日休んでたからさ、お見舞い!」
「おみ、え?お、」
「ィクシ…」
「わわ…中入った方がいいんじゃない?」
頭が混乱してきた
私を、お、お見舞いしてくれる人がいるとは
私は、また眠りについた
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