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(帰郷千衣沙)「田中さん」
(田中樹)「……?」
(帰郷千衣沙)「これ」
(田中樹)「これは?」
(帰郷千衣沙)「千衣葉さんからです。」
(田中樹)「!?」
(帰郷千衣沙)「あなたたちに伝えたいことがあって届けてくれと頼まれました。」
(田中樹)「……千衣葉さんから?」
(帰郷千衣沙)「みんなで読んでください」
(帰郷千衣沙)「私はこれで」
(田中樹)「みんな、千衣葉さんからの手紙だ。」
(ジェシー)「……え?」
(田中樹)「千衣沙さんから手紙に渡された」
(田中樹)「みんなと一緒に読めって」
(京本大我)「……」
(髙地優吾)「みんな、読むか。」
(髙地優吾)「田中、お願い」
(田中樹)「ああ」
SixTONESへ
お久しぶりです。
私は今、ある事情で病院にいます。
その事情とは、病気です。
私は不知の病をかかっていてあと4ヶ月という余命宣告されています。
あなたたちの面会拒否しています。
その理由は私の弱った姿を見せたくないから。醜い姿をあなたたちに見せたくない。
その為に看護師さんにお願いして、あなたたちが来る時は必ずお断りして下さいとお願いしました。
私はあなたたちに心配をかけたくないために
沢山の嘘をつきました。
身勝手な事をしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
滝沢さんから聞きました。
デビューを決まったのですね。
SixTONESのマネジャーとして
とても嬉しいです。
誠におめでとうございます。
あなたたちのデビューが決まった姿を
見たかったのですが、病気の体であなたたちの所に行けない。それが悔しいです。
残り時間が少ない。
あなたたちのデビューをした姿を見たい。
それが私の1番の夢です。
せめて
願うことならば
この目で見たい。
死ねない。死にたくない。
まだ、生きたい。
あなたたちに伝えたいことがあるのに
伝えないままで終わるのは嫌です。
SixTONESのマネジャーとして生きてたい。
もう少しだけ。あと少しだけ。
あなたたちと一緒にいられる時間を
ください。
どうか、神様、お願いです。
あなたたちの幸せを
私はいつまでも
願っています。
それでは、また連絡します。
お身体をご自愛ください。
花郷千衣葉より
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