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カジ一行はカジが目覚めた後、師弟状をもらい、正式な許可をもらい宮殿を後にしていた。次に向かうのは裏世界への気配が強い3大扉、

イギリス扉

西日本死海扉

そして今回向かう、一番気配の強い扉。

ロンドン、ビッグベンの中にある地下の扉。そこに向かう道中だ。しかしー

「なんでお前がついてくるんだ…」

「そら、姫様に頼まれたら行くしかないやろ」

声の主はミミズクだった。

「まさか、サラフィナさんはイギリスへ向かうとは」

リチナは呆れているのか、素振りを見せる。

「そら俺だって姫様のとこおりたいて!そんでいずれは姫様の永遠のフィアンセになって姫様と☓☓☓…」

「それ以上いったら殺すぞ」

カムイが威嚇代わりに剣の柄に手をかける。

「はいはい……カムイさん、俺、仕事には嘘つかないんで」

確かにそのとおりだ。宮殿でミミズクの実力は確かに証明されている。

「さーて、着いたで、ビックベン!」

「カムイさん、これからどうするんです?」

カジがビックベンの方に向きながらカムイに喋りかける。カムイはビックベンの壁に向かって拳を振り上げる。

「こうするんだぁ!!」

ドオン!!と、音を立てて、壁が崩れる。すると中から黒い穴が出てくる。

「これが異世界の扉かい…はじめてみたわぁ」

「それではいくぞ」

黒い穴に皆が吸い込まれるように皆が入っていく。


その扉を抜けると、生暖かい空気がカジたちを包み、視界が暗転した。いや、正確には空が闇に包まれたと行ったほうがいいだろう。リチナが息を呑む。

「これが……裏世界!?」

しかし、見渡す限りの地平線に枯れ木や枯れ草が転がっているだけの殺風景だ。

しかし、地平線にはかすかに城のような形と街のようなものが見える。おそらくあれが敵の根城だろう。

「ふむ…とりあえずいってみるかー」

カジとリチナはおどろく。

「ええっ!?もういくんですか!?」

当たり前だ、と言わんばかりに岩肌を確かめながら歩いていく。ミミズクも迷わずついていく。やはり一国の騎士ともあらばある程度の事態には対応できる能力を持っているのだろう。そこは見習う点だ。そこだけならばー、と、無駄なことを考えているうちに眼前には人影が浮かんでいた。カムイが静止をかける。

「……誰だ。」

男は和式の鎧をまとい、完全に臨戦態勢に入っていた。もちろん殺意が滔々とあふれている。それはカジにも分かった。

「わが名は剣角のディアス!!ここでお前らを殺し、闇の帝王にのし上がる男!!」

和式の鎧と日本刀…いや、日本刀を模造したと言えるだろう。裏世界に日本刀が回っているとは思えない。

「さあ……、剣豪はどいつだ?」

前に出たのは大剣豪のミミズクだった。

「さー、ここでいいとこ見せなただの足手まといやからな!!」

彼も一級の剣を持っている。その剣を持つにふさわしい実力も持っている。故に


この勝負、両者のプライドを命をかけて証明する戦いである!!

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