テラーノベル
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第二話 地図から消えた村あれから数時間。
いや何日が経ったのだろう。
あの日のことはまだ忘れられない。
突然燃えた村。
炎の音だけが響く空間
きっとあの日を忘れることはできないだろう。
だが何があろうと生きるしかないのだ。
だから私は歩き出した
焼け野原になった野原を見て
もとは村があった場所を眺め
村が一望できた綺麗な場所を眺め..て?
あれ?なんで..ここだけ
焼けてないんだ?
村が一望できる場所
彼女を連れてきたこの場所
彼女を…連れてきた?
この場所は彼女に教えた、
この村でいちばんの絶景
綺麗な平原に森
小鳥のさえずりが聞こえるこの場所。
嗚呼彼女はこの場所だけは残してくれていたんだな
「ハハッ」私は声をあげて笑った
何がおかしかったのかはわからない。
だがなぜか笑えてきた
「ここにいても仕方がないさぁ行こう」
私は長髪を結んで歩き出した
それがこの物語の始まりだ。
そうして歩いているうちに、
壁が見えた
高く巨大な壁。
王国都市アリアを囲う外壁だ。
そうして私は王国の中に入ろうとした。
そこで事件は起きたのだ。
「お嬢ちゃんどこからきたんだい?」
私は答えた
「フェリア村からだよ」
門番たちが首を傾げながら聞いてきた
「そんな村あったか?」
は?そんな声が喉から出かかった
ついこの間まで存在していた、
私の故郷が…存在しなかったことになっているのだ。
確かに私の故郷は田舎だ
だが一応存在は知られているはず。
だから私は門番に地図を見せてもらった。
「ない」私は小さい声でそう言った。
この間まで地図に載っていたのに。
今はどこにも載っていないのだ
門番たちは気を遣うように
「まぁ今から身分証作れば通れるから!作ってやるよ」
そう言われた
なんでかはわからない
ただ本当に消えていた
あの村は
存在していたのにしなかったことにされた
地図から消えてしまったのだ
続く
第3話 身分証
#ホラー
天音ろっく
227
5,242
#戦闘シーンあり
鼻ホジ適当マン
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羽海汐遠
12,158
コメント
1件
みぅです🥀 第2話、読みました。 焼け野原の中で、あの絶景スポットだけが無傷で残ってるの、すごく胸にきたよ…彼女がわざと残してくれたんだって思うと、切なくて泣きそうになった。 そして村が地図ごと消えてるって、恐ろしすぎる。存在をなかったことにされる恐怖、重い…。 続き、めっちゃ気になる!