次の週に
中島京美がオペ室入った。
私の担当の先生、遠藤先生、
ちょっとずれるから待ってて
看護士に指示してた。
京美ちゃんの声がしてた
瑠衣さん、足治してね。お友達になってくれませんか~!
看護士が教えに行くわよ。
マスクしてた看護士、
長谷怜子、
京美ちゃんも頑張ってね
別々のオペに入った。
一時間しない内にオペに入ります。
担当者の先生、誰かが入った。
立花、頼むよ!…
麻酔薬を注された。
京美ちゃんのお父さん…
京美が亡くなった…
何…京美…ちゃんが…
5時間過ぎた…
オペ室からでた
麻酔薬が切れてませんから…
両親、姉、お兄さん、
聞こえた。泣き声が…
誰?…
一時間後に私は目覚めた。
「先生、瑠衣ちゃんが目覚めましたよ!」
おはよう瑠衣ちゃん…
先生の眼が赤かった…
「先生?…京美ちゃんは?」
手を尽くしたが、手遅れで癌が移転してた。血をはいて。
父さん…
「瑞希…この人が松山瑠衣さんだよ…」
「ありがとうございます…京美が瑠衣さんの事気にしてた足をきちんと治して欲しいって…脚から雑菌が入って切るしかなかったが癌まで潰瘍に移転してた…」
「そんな…」
「君の骨は人工の骨を再生したよ。先ずはリハビリを勧めるから」
「はい…ありがとうございました」
私は今個室に移された。
沙織さんが見えた、
優希さんおいで、瑠衣さんが起きてるから。
「良いの?…」
「看護士さんから許可得たよ笑」
「長かったオペだったよ」
「ねぇライン交換したいね」
「ライン?」
車椅子で私達は京美ちゃんの所に行けないから。
ベッド交換するって看護士さんが
見えた。
「瑠衣ちゃん…」
「京美ちゃんの写真ありますか…」
ちょっと待って!
「京美ちゃんのお母さんが見えてるのよね。」
「大変お世話になりました…」
「摩耶?…離婚する気か」
あなた勘違いしてませんか…私は京美が何ておしゃったのか虐待なんかしてませんよ…
「見たら自分で自棄したから叩いただけですよ。被害妄想が強かったわよ京美は…」
婦長と看護士達が…
「すみませんプライベートの事より、あの娘達に…」
「瑠衣ちゃん…」
京美ちゃんはたまに言ってた事半信半疑で聞いてましたが、お母さんは綺麗でお弁当を作って持ってきてくれた。優しくて私を本当の子供だって言ってくれましたよ。
「薬中毒症、何か飲んでましたよ調べ治してくれませんか…」
「付いてた看護士が薬、煙草持っていきましたけどね。」
木村看護士だって。
今日は?…
「お休みでしたよ」
先生~!
木村夏生が運ばれてきた。
「何…」
何の粉?
口回りに付いてた。
薬物中毒症?…
呼吸困難で亡くなった、
誰かが警察に通報した。
私は退院間近、
たまに警察が出入りしてた。
優希さんも退院した。
沙織さんがずれた。
リハビリ終了した。
歩ける様になった。松葉杖は無しで、
お姉ちゃんが見えた。
お姉ちゃん~!
瑠衣走ったら駄目だよ!
平気よ。
いろんな事あったけど家に早く帰りたかった。
先生が見えた。
リハビリの先生と話してた。明日の午後に退院出来ますよ。
「私ですか…」
「当たり前だよ笑っ」
「京美ちゃんのお墓教えてもらえます?」
「茨戸霊園に行けば良いよ」
「ありがとうございます笑っ」
「立ったら京美と同じ背丈だな」
似てるなお姉さんに…
「本当の姉妹ですが先生」
「君の旦那さんか?」
しばらくです。
「なんだ…雅巳さんか親父さん元気か?」
「はい笑っ」
先生お客様の内診ですが…
「なんだ?あの看護士、元の嫁さんだな」
「雅巳お兄さん知ってるの?…」
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