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橙side
隣でぐっすり寝ている人を見る。まだ顔色が悪く、体も熱い。この子はどんな家庭環境やったんやろか…暴力が振られていないことを見ると、精神的なダメージで喰らわされたことは確かなはずだ。じゃあ、なぜ暴力を振らなかった…?警察の目が怖い?いや、そんなこと関係なしにやる奴はぜったいおる。ちょっとまともやったとか…?…ちゃうよ、それだったら外に放置せぇへんやろ、…比較的肌が白いんよな。紫ーくんや青ちゃんよりも。病弱がちなんかな…今もこうやって体調崩しとるわけやし。ともかく、俺らが幸せにするからな、安心してええで、と思った時、目がうっすらと開いた。
橙「…起きた、?」
その子はキョロキョロと周りを見始めた。ああ、記憶飛んだんか。
橙「大丈夫やで、ここには傷つける人おらんから。俺は橙っていう。よろしくな、」
黄「ぼ…くはっ…黄ですっ…よろしくお願いしますっ…」
橙「ゆっくり喋れるようになってからにしぃや、?その状態から喋ってまうと、声枯れるで。あ、水飲むか?」
コクンと頷いたため水をもってこようと立ち上がった瞬間、扉が開いた。
青「あ、大丈夫?」
青ちゃんが入ってきたようだ。
橙「おん、今起きたから水取りにいこうとしててん。」
青「そっか、橙くん。水持ってきたら休んでね。」
橙「…?おん、分かった。」
なんでやろ。
青side
橙くんはもう一日寝ていないそうだ。多分、本人も気付いていないだろう。そういうところから、疲れは溜まっていくものだ。紫ーくんに見ててもらおう。桃くんでもいいけど。1番橙くんが落ち着ける存在は紫ーくんだろうから。皆、平等に過ごせるように。