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「うがっ、」





大飛が部下の刺股に挟まれ壁に押し付けられる。




『大飛!!!大飛!!! 』


【はっはっはっ、素晴らしい。鈴木家の最期をこの目で見られるとは想って居なかったよ(嘲笑】

鈴木家の最期?

両親が居るはず、


『鈴木家の最期とは、どう云うことでしょうか。』

【あぁ、鈴木の両親はこの手で殺してある。鈴木家は一度私達貴族に反抗したんだよ。】

そう云い俺の肩をグッと掴む。

『離してください。父上様。』

今にもブチ切れそうな気持ちを抑え俺は丁寧に対応する。

【おい部下、其奴を離せ。優太と最期の会話させる。】























最期って、笑馬鹿馬鹿しいな。俺達の旅はまだまだなのに。




「なあ、優太。」

『どうした?』

「はい、これ笑」


大飛は俺にレモン味のキャンディーを渡す。

『今度はレモンだ!笑』

『なんでレモンなの?』



「ふふっ、優太は何時気付くかなぁ笑」

もー、大飛ったら焦らして来るなぁ

『今教えてよぉ』

「このキャンディーには俺の気持ちが込められてるんだよね笑」




俺の気持ちって笑

まさか「好き」だったり、なんてね!










「じゃあ、優太、俺もう行かないとだ、」

え、ほんとに云ってる?

『大飛、本当に行くの?』

「へっ勿論!漢だから俺!」

自慢げにそう云う大飛。

然し、目の裏は暗く見える。

『大飛、駄目だよ。死なないでよ。』

『大飛俺に云ったじゃん、死ぬなよって(泣』

そして部下達が大飛をまた刺股で刺す。

何人もの部下達が大飛を取り抑え、手に手錠を掛ける。

















「優太、また来世で。」









そう言い残して大飛は連れて行かれる。

寂しそうな背中をただ見つめるしか無い、、















































『大飛、大好きだよ!!!!』

『来世じゃなくて、絶対生きて帰ってきて、幸せになろう!!!』

俺は涙をすっ飛ばしそう云う。

然し大飛は下を向いたまま、王宮の地下室へと消えていった。





















































































































ー5年後

俺はついに28歳になった。

まだ國からは出られていない。

だけど、大丈夫。

このレモンの飴が俺を守ってくれている。

何時も通る人が多い王宮の周り。

【ねえねえ知ってる?キャンディーの味って意味があって、レモン味はね 】





















































































【真実の愛って意味なんだって!】


































































それを聞いた瞬間、嗅いだことのある匂いがした。



































振り向くとそこには_





















































































































































俺は分かった。





































俺達は
















































『真実の愛で結ばれてるんだな笑』

「出逢えたのは飴のおかげだな笑」



















































貴方がくれた飴の味、これにて完結です〜

ここまで♡が着くとは思っていなかったので本当に感謝しています🙏

また、物語を書く機会があれば書きたいと思っているのでリクエストがあればコメントにどうぞ〜!






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