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ざわっと生徒たちが声を上げる。もちろん声を上げたのは体調を崩していない生徒たちで、腹痛、嘔吐に苦しむ者たちはそれどころではないのだが。
「な、なにをいっているのかしら。テキトーなこといわないでくれる? それともなに、証拠でもあるっていうの?」
「うん。自分、さぼってた。さぼって、寝てた。あの」
立ち並ぶテントの屋根の上から顔をのぞかせるクロガネモチの木を目顔で示す。そう、木のたもとには如月部長がいた、食材を一括管理する大きなテントが立っている。
「木の上で」
菜小の言葉に如月部長が息を呑む。
「真琴は、放置してた。食材の入った箱を、この炎天下の下、長い間。正直、見え見え。管理が、全然いきとどいてなかったの。ちなみに、佐里が食材を取りにきたのは、そんなに早くなかった。許容範囲。というか普通。あのタイミングで食中毒が起こるなら、誰がやっても起こる。だから問題ない」
「しょっ、証拠*********************
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