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コメント
8件
コメント失礼致します。 調香師、たまらないですね。大人びた物腰のもっきーに素直になれないりょさん。 一枚上手かと思いきや素直さの前にはその牙城すら崩れていく、しっとりとした素敵な作品をありがとうございました☺️
森。画家森。スタオベしなければ。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
この物語は「香水屋の大森」と「ブラック企業勤めの藤澤」というまったく異なる世界にいる2人の物語でした。
「香水という繊細なモチーフを通して、心と心がじわじわと近づいていく恋を描けたらいいな」そんな思いから生まれた作品です。
香りには、言葉にできない感情や記憶を呼び起こす力があると私は思います。ふたりの関係もはじめは言葉にならないものでした。
連日の残業で心身ともにすり減っている藤澤と、何も聞かずに、ただ「香り」で彼に寄り添う大森。
やがて藤澤が心を開き、自分の気持ちに気づき、そして“好き”を告げた瞬間、香水に頼らずともふたりが結ばれることができたのは、時間とやさしさの積み重ねがあったからだと思います。
この物語の登場人物の大森が香水瓶の中に想いを込めたように、この物語も読んでくださったあなたの胸の奥に、ふっと優しく残る香りのように届いていたら嬉しいです。
藤澤と大森はこれからも、香りとともに静かに、でも確かに愛を育んでいくことでしょう。
記念日には新しい処方を贈り合って、時にはお互いに嫉妬したり、照れたり、笑い合ったりしながら。
この作品があなたにとって少しでもあたたかい記憶になりますように。
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。
2025年6月27日 ゆずりは
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P.S.
番外編を2作ほど投稿しようと思っています。
また、私のXのフォロワーであるどこかの森さんがツイートしてた画家大森があまりにも好きなので、次は画家大森を書こうと思います。