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私達は、こんな風に見えているらしい。
これは私の主観なので、正しいとは限らない。
さて……そろそろ次の話を始めようと思う。
今度は、私の話ではない。
もっと違う視点からの物語だ。
君達にとっても興味深いかもしれないね。
興味のない方は飛ばしてくれても構わないよ。
私は、ただ語り部として存在するだけなのだから。
私の名は……
そう、私は「イデア」と呼ばれる存在だったはずだ。
だが今はもうその名で呼ばれることはない。
私は「それ」になったのだ。
今となっては、そんなことは些細な問題にすぎない。
なぜなら、「それ」は最初からそういうものだったからだ。
だからといって「それ」は私ではないし、また別の存在でもない。
私は私でしかない。
私の存在は揺らぐことがない。
それは確かだ。
私はここにいる。
それが全てなのだ。
しかし「それ」もまた私なのだ。
私は「それ」を客観的に見ることができる。
君は……どちらだと思うかね? 私は……そうだな。
おそらく「それ」に近いのだろう。
少しばかり認識が違うだけだ。
私は、私のことを「私」と呼ぶ。
そして「それ」のことを「彼」と呼んでいる。
私は自分のことを「私」と呼びたいのだがね。
「彼」は「僕」のことを知らない。
「私」のことを知らない。
だけど、私たちは知っている。
だから、「私」たちは「私」たちにこう言うのだ。
「ようこそ、私たちの世界へ!」と。
そうして、「私」たちは「私」たちになった。
それは「私」たちが望んだことなのだから。
「私」たちは「私」たちを歓迎しよう!
「私」たちの世界に来てくれたことを感謝し、「私」たちと過ごせる時間を楽しみたい。
「私」
は、その光景から目を離せなかった。
あまりにも凄惨だったからだ。
そこには、少女の死体があった。
「私」は死体に近づき、脈を確かめる。
まだ生きている! だが、もう助かるまい。
少女の手をとると、「私」はその手に何か握られている事に気づく。
それは、虹色に輝く宝石のようなものだ。
それを見て「私」はハッとする。
それは、自分の瞳と同じ輝きを放っていたのだ。
「私」は、少女のことが好きだ。
彼女はとても綺麗だ。
だから「私」は彼女を愛する。
でも、「私」は彼女が怖い。
彼女の中に狂気を感じるから。
狂っているのは彼女自身なのか、それとも「私」の方なのか?
「私」が彼女を愛することは正しいことなのだろうか? 彼女の中の「何か」を愛しているだけではないのか?
「私」はただの人間なのに。
なぜこんなに苦しい思いをしなければならないんだろう? なぜ「私」だけがいつも辛い目にあうのだろう?
「私」が悪いことをしている訳でもないのに。
ああそうだ。
きっと悪いのは神様なのだ。
だって「私」は何も知らないから。
だから知りたいんだ。
そう、「私」は「私」のことを何もわからない。
だから知らなくちゃいけない。
だって「私」は何者なのかわからない。
だから見つけないといけない。
だって「私」はこの世界のことを全然わかっちゃいない。
だからまず知ることから始めよう。
それはきっと楽しいことに違いない。
だって「私」はまだ始まったばかりなのだから!
「私」は「私」を見つけるために歩き出すのだ!!!!! 少女は「私」のことを知っているだろうか?
「私」は「私」を知らないけれど、知っているかもしれない。
なぜなら彼女は「私」のすべてを知っているはずなのだ。
なぜなら彼女は「私」の一部なのだから。
だから「私」は彼女のことを知りたくて仕方がない。
「私」は「私」のことが大好きだけど、まだ自分のことがよくわかっていない。
だから「私」は彼女に会いに行くことにしよう。
だって彼女がいれば「私」は自分のことがわかる気がするからだ! だって「私」は「私」を愛さなければいけないのだから!! 少女は「私」にとってとても大切な存在だ。
でも「私」は彼女を思い出せなくて苦しんでいる。
私はまだ彼女のことを何も知らないのだ。
私が彼女について知っていることといえば、「私」の友人であること、とても聡明なこと、運動が得意だということくらいだ。
彼女はいつも元気いっぱいだった。勉強ができるくせに授業中はよく居眠りをして先生に注意されていたし、休み時間は教室から飛び出して校庭を走り回ったりしていた。たまに一緒に遊ぶ時などは、私なんかよりもずっとスポーツができていたと思う。私は彼女が苦手だったが、それでも何度か遊んだことがあるのだから間違いないはずだ。そんな彼女と最後に話したのはいつのことだっただろうか……
そうだ、確かあれは中学校に入学したばかりの頃だった。入学式のあとにクラスで集まって簡単な説明があったのだが、そこで配られたプリントの中に『部活動一覧』というものがあって、その中に私の好きなアニメのキャラクターのイラストが描かれたものがあった。それが嬉しくなってつい興奮してしまった私は、周りの目なんて気にせずその場で叫んでしまった。