テラーノベル
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「ただいま戻りました。お嬢」
その声でぼやけていた視界が意識が一気に覚醒する。釧璃の声だ
音もなくそっと襖が開く
釧璃 「あっ、起こしちゃったか、すみません」
そうだった、
釧璃 「でもよく正座のまま姿勢も崩さず寝れるよな~」
咲良 「まぁね、」
釧璃 「失礼しますね」
中庭の方を見る、外はオレンジ色に染まっている、寝ている間に夕方になったのか、
釧璃 「夜ごはん何がいいですか?最近全然食べてないですよね、食欲がないのなら何か食べやすいものにしましょうか?」
咲良 「…えぇ」
釧璃 「わかりました。じゃあ、魚の蒸し料理なんてどうでしょう、厨房の方で美味しい魚が釣れたって騒いでいたし」
咲良 「何でもいいわ」
そっけない返事にも気を悪くする様子も無く、咲良との会話を楽しんでいるまである
釧璃 「わかりました。では魚の蒸し料理と伝えておく」
咲良 「えぇ。、、釧璃そこにある本を取って」
釧璃 「、、どの本だ?」
本好きの咲良の家、いたるところに本が置いてある、その種類は恋愛小説から、ミステリー小説、気難しい言葉が綴られた本などありとあらゆる本が置いてあるが、漫画はほとんどない。本人曰く、絵よりも文字のほうが好きらしい
咲良 「そこの釧璃が嫌いそうな本」
たくさん並んでいる中にあった一冊の本
[フィネガンズ・ウェイク]という本
釧璃 「全部好みじゃないんですけど、
、、これですか?」
咲良 「そう、ありがとう」
釧璃 「 どう言う内容なんだ ?」
咲良 「いろんな言語とか言葉遊びが混ざった本」
釧璃 「むずそうだな。まぁお嬢ならいけるか?」
咲良 「難しいよ。まぁ、面白いし気が向いたら見てみたら? 」
釧璃 「まぁ、そのうち」
本を開き文字に目を落とす
しばらく無言の時間が流れる
いつの間にか釧璃は厨房に夕食を伝えに行ったのか、いなくなっていた。
とりあえずここまで。
誤字あったらごめんなさい
ではばいばい(^^)/~~~
コメント
2件
コメントありがとうございます そう言ってもらえると飛び跳ねるくらい嬉しいです。 期待に応えられるように投稿します。
第4話、めちゃくちゃ良かったです…! 釧璃さんの「全部好みじゃないんですけど」ってツッコミと、それでも素直に本を取ってあげる優しさがじんわり来ました。咲良さんのそっけない返事も、釧璃さんが気にせず会話を楽しんでるのも、二人の信頼関係が感じられてほっこりします。『フィネガンズ・ウェイク』みたいな小道具のチョイスもキャラ立ちしててニヤリとしました。静かな夕方の空気感がすごく好きな回でした!次も楽しみにしてます🔥
#シングルファザー
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