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家族全員の前に、夕餐後の紅茶が出された。
今夜の食事は少し濃い味つけのものが多かったせいで、口の中が何となく落ち着かない。わたくしは出された紅茶にすぐさま口をつけた。
カップを傾けるついでに、ちらり、と視線をやれば、目の前に座る女が涼しい顔つきで紅茶の香りを楽しんでいる。
姉のこういうところが嫌いだ。
いつでも取り澄ましていて、それでいて、控え目ながら優雅な所作。
誰の目にも触れないくせに、そも他者のことなど目に入らないという態度が、こちらを馬鹿にしているようで気に入らない。
ようやくカップに口をつけ、密やかに吐息をつく姉の姿に、ふつふつと込み上げてくる。
気にしてはいけない、気づいてはいけない、けれど、その日、どうにか呑み込んで抑え込んだはず****************
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