テラーノベル
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切ないのが書きたかったんです。
学生青桃あり
青桃CP
桃side
「まろ〜?」
『んー?』
「…んーん?なんでもない。」
『…なんそれ、笑』
「…んふふっ…、」
…この時間も、もうすぐ終わる。
「…まろ、」
『今度は何笑笑』
「…別れよ、」
『…はっ、?』
『…な、なんで…っ?』
「…俺、県外に引っ越すの、」
『…そ、そんなん遠距離でもええやんかっ…、』
「…俺が遠距離苦手だからさ…笑」
「…ごめん、」
『…そっ…か、』
『…ないこが言うなら止めへんよ、』
「…ありがとう、」
『…元気でな…っ、笑』
「…そっちもねっ、」
『…おんっ…、』
車の中。新居に向かっている。
『…ないこ、』
「…なに?」
『…ごめんね、いふくんと…、』
「…その名前出さないで、」
『…ごめんなさい、』
「…はぁ…っ、」
忘れようとしたのに。離れさせたのはそっち。
今更『ごめん』だなんて、俺には届かない。
家に着いた。
「…」
先に置かれていたベッドに、身を放り投げる。
まろの連絡先も消した。思い出したくないから。
…だけど、お揃いのアクセサリーは残してる。
数年後
「はぁっ…、」
俺は社会人になった。安定した職につき、人生を楽しんでる…はずなのに、心のどこかがぽっかり空いている。
『…あれ?』
「…ん?」
『…うぇ、ないこやーん!!』
「…ま…ろ…っ、?」
『久しぶり〜!!元気しとった??笑』
「…う、うん…っ、?」
好きな人との再会。俺は胸を膨らませた。
『ここだったんか…遠いなぁ…、』
「…ん…まぁ…、」
『ちょっとパパ〜??』
『んー??』
…パパ…??
『ママ待ってるから早く来てよ〜!!』
『はいはい、ないこ、ごめん、もう行くわ、』
その瞬間、俺の心の空いたところが埋まらないことがわかった。
「…あ…うん…っ、」
「…結婚…してたんだっ、笑」
『…あぁ…、ごめん、結婚式呼べんかったわ…、』
「…ううん、幸せになってねっ、」
『…そっちもな、』
「…ばいばい…、」
俺はその場から逃げるように去った。
しばらく走って海に来た。
「…既婚子持ち…か…、」
「…もう勝ち目ないじゃんっ、笑」
忘れたいのに、忘れられない。
「…ありがとう。」
俺は一言放ち、あるアクセサリーを海に投げ捨てた。
青side
『パパー??』
「…ん?」
『さっきの桃髪の人誰??』
「…昔の友達だよ、転校しちゃってさ、」
『…そっかー…、』
『…パパのそのネックレス、あの人が付けてたのと似てるね。』
「…そうやな、」
『あっ、ちょっとパパー?遅いよ〜っ…、』
「ごめんごめん…笑」
『何してたの??』
「…昔の友達と話してただけやよ、その子転校しちゃってさ、」
『…ふーん…女の子?』
「…嫌?男。何、嫉妬しとるん?笑」
『…べっつにー??』
「ふはっ…笑」
ないこのことを忘れようとして、新しい恋人を作り、結婚し、子供も授かった。
…でも、やっぱり忘れられなくて。
アクセサリーが邪魔をするんだ。
『ちょっと上の空だけど大丈夫??』
「大丈夫大丈夫…笑」
『…大事な人だったの??』
「…」
『… 』
『…大事な人だったんだね、』
「…ごめん、」
『…ううん、こちらこそごめんね、』
…俺はこんな人生を歩みたかったんじゃない。
…お前が良かったんだよ。ないこ。
あらまぁ…ぐらさんこういうのも書けちゃう✌🏻
コメント
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ういろう💗🍓@春休み中
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