今日は飲み会。
仕事から帰ってきたら、久しぶりに、玄関の小上がりに座りタバコを吸う深澤さんの姿が…
それだけで、わたしは疲れが
深『あ、おかえり〜!』
「ただいまです!深澤さんもお帰りなさい!」
深『ありがと!』
こんな会話ですら嬉しい。
飲み会…
岩『つぎ、何飲む?』
「ん、ハイボールにしようかなぁー」
目『あ、ついでに作るよー、』
「ありがとうございます…」
深『ゆりさん、お酒強いねー、何杯目よ〜』
「ん?わかんなーい(笑)」
すでに、缶ビール3本は軽くあけてる。
深『ねー、ひかるー?』
岩『なに?……ふっか…?』
深『これ、のんで…』
岩『やーだよ(笑)』
深『もう、おれ無理〜』
そう言って横になる深澤さん。
阿『ふっかぁー!あはは(笑)』
深『うわぁ。阿部ちゃん酔いすぎ…』
阿『ゆりさん?コテン))』
「なぁに?阿部ちゃん!♡」
阿『な~んでもなぁ〜い!(笑)』
阿部さんは、だいぶ酔ってるみたい。まだ、ビール2缶しか呑んでない。
なんかすごいあざとい…
いや、知ってたけど、実際生でみちゃうとさ…
すごい破壊力…
深『ちょ、ゆりさん?』
「……ん?え?」
深『阿部ちゃんにやられた?(笑)』
「かもしれない…(笑)」
阿『だーって、めめが構ってくれないもーん。翔太も寝たし…』
「え?あ、ほんとだ!うわぁ!ちょ、カメラー!」
目黒さんは飛鳥と、楽しそうに呑んでる…
舘さんは…
舘『はい、おつまみ追加ね!』
手作りで、色々おつまみをつくってくれてる。もちろん飲みながら(笑)
パシャ📸
パシャ📸………
「めちゃくちゃレアだぁー(笑)」
私はテンションが上がってしまった…
ふと
自分が座ってたとこを見ると、深澤さんがウトウトしている…
「阿部ちゃん、ちょっと、そこ、どいて!」
阿『え〜?』
阿部ちゃんどかして、写真を撮る…
数枚撮れたとこで…
深『もういい?わら』
「え?(笑)」
深『おれ、寝てないからね?わら』
「えー…でもいいのが撮れたからいいです(笑)ありがとうございます( ꈍᴗꈍ)」
岩『それどうするのー?』
「え?あ、大丈夫です。SNSとかには載せませんし、なんならシークレットフォルダに保存しておきます!!」
なんで他人に見せなきゃなんないんだ!
私だけの楽しみに決まってるもん!
深『ね、撮れたの見せてー?』
「え?……はい」
みせると、あーこれはだめ。とかいいながら消す深澤さん。
「え?ちょ!なんで?なんで?」
深『全然だめ!』
「なーんでー!せっかく……」
深澤『撮り直しね!』
「え?」
深『た、そだ。めめ、撮ってー!』
目『え?(笑)』
「寝たふりじゃ…」
深『はい。ゆりさんも、ここ(隣をとんとん)寝て』
「えっ?」
深澤さんの隣…しかも、腕…
え?どゆこと?え?
深『ほら、はやくぅー』
行きたいけど、えっ?でも…
と、躊躇っていると…
阿『ほら、はやくー(グイッ)』
「キャッ…」
グラッとゆれ、わたしは、阿部ちゃんの膝の上に座ったかとおもうと、また、グラッと、視界が揺れ、深澤さんの腕枕に…
深『めめー、いいよー!』
目『あ、ロックかかってる…』
飛鳥『ん、あ!これは…(ロック解除)はい。』
「ちょ、飛鳥!?」
目『おー、ありがと!』
飛鳥は止めるところが、笑って、助ける素振りすらない…
深『はい、寝るよ〜』
「へ?いやちょ…///」
目を閉じる深澤さん。
顔近っ…//
でも、かっこいい………
そんなことを思いながら、私も、目を閉じた…
何枚も撮られてる…
いつになったら、終わるんだろ…
いつまでこうしとくんだろか…
そう思いながらじっとしていた………
「ん…っ」
目を開けると、深澤さんがうつ伏せで寝ている。
いつの間にか布団が掛けられていた。
え?
もしかして…私、あのまま寝た?
外で起き上がると、少し離れたとこに、スマホ充電されていて、テーブルの上は片付けられていた。
少し離れたとこには、阿部ちゃんと岩本さんが寝ていた…
その足元あたりには、渡辺さんが…
あれ?飛鳥がいない…
時計を見ると、朝9時を回っていた…
「えっ…9時!?」
思わず声に出してしまった。
すると
阿『ん…?あれ?ゆりさん?おはようございます…』
「え?あ…おはようございます…すみません。起こしちゃいましたね…』
阿『…ううん、大丈夫…』
そう言って阿部ちゃんはスマホを見ると、いきなり電話にでた。
阿『もしもし……ん。ん?まだみんな寝てる…。珍しいね、佐久間が早いの』
電話相手は佐久間さんのようだ…
私はとりあえずそっと布団から出て、スマホをとり、確認する。
飛鳥からメっセージが。
《先に帰っとくから、ゆっくりしてきなよ!》
飛鳥がうちにいるのか。ならちょっと安心。
阿部ちゃんの電話が終わるのを待って、帰ることを伝え、自分の家に帰る。