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「正解。ちょっとした事案があってさ。その産物というべき代物だ」
階段上からごそごそと高校組が降りてきた。
先頭にいるのは神流先輩だ。
「そっちの同好会もうちと同じような人種構成ときいていたからさ。だからまあ、ここに招待しても問題無いと判断した」
「草津先生に確認したんです。そうしたらそちらの部も普通の人間以外の方が多いと聞いたもので。それで持ち出してみました」
何がどうなっているのかまるでわからない。
ただこの家が魔法の力とは言え、実際に存在している事。
それだけは間違いないらしい。
「という訳でどうぞ中へ。あと透里さん、適当に人家等ない位置へ移動して停泊お願いします」
「わかった」
ふっとGを感じた。
この家、動いているようだ。
「さあ、こっちの部屋が大広間だ」
神流先輩が引き戸を開け、中へとこちらを招き入れる。
中は広い。
6畳間3間と洋室のDKがくっついた感じ。
各部屋には襖があり、それぞれ独立した部屋として使う事も出来そうだ。
「あそこのキャンプ場、いいキャンプ場なんですけれどね。流石にこれだけの人数が一同に集まる場所はちょっと無くて。それに夜まで騒いだら迷惑になるじゃないですか。ですからこれを呼び寄せたんです」
これは小暮先生。
一応、僕も状況はわかった。
しかしこの存在自体を、理解というか納得出来ないままだ。
「とりあえずお風呂を浴びてさっぱりしませんか。2階にそこそこ広くて快適なお風呂がありますよ」
これは須田さん。
そして僕以外の中学側全員がお風呂という言葉に反応した。
「いいですね。川に浸かったし、ちょっとさっぱりしたいです」
「そうだな。暖まりそうだし」
「同じくですよ」
ちなみに返答の無い彩香さんと美洋さんは、自分の荷物をあさってタオルとか着替えを出す最中。
つまり入る気満々という感じだ。
「私達もこの家の場所が落ち着いたら入る予定ですから、どうぞごゆっくり」
「あれ、なら時間をずらした方がよろしいでしょうか」
「20人くらいは問題無いですよ。広いですから」
「お風呂なのですよ」
女性陣が上に消えて行く。
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