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コメント
9件
ぎゃああああああああああああああ尊いいいい!フォロー失礼しました!
続きが見たすぎる!!全員尊いっすわぁ…
神作品すぎる、風邪だけどこの作品見たら元気出たありがとう!(´▽`)
イタリア「誰か〜!HELP!!」
日本「イタリアさん!?」
フランス「アンタどこ行ってたのよ!?」
彼女の問いに息を切らしながら答える。
イタリア「ナ、ナ千スから逃げてきた、、、」
アメリカ「て事はこっちにアイツが向かってきてるのか!?」
イギリス「ヤバいじゃないですか!何しているんですイタリアさん!?」
イタリア「まぁ、、、許してほしいかなぁ」
アメリカ「とにかく逃げるぞ!!」
ロシア「、、、、、、日本、これはまずいぞ 」
彼はそう日本に耳打ちしてきた。
日本「!どうしたんですか?ロシアさん」
ロシア「アイツはイタリアじゃねぇ」
日本「!?」
彼は上げそうになった声を押し殺した。
日本「、、、、、、どういう事ですか?」
ロシア「言い方が悪かったな、アイツ、多分”オニ”だ」
日本「何故そう思ったんですか?僕にはそう見えませんが」
ロシア「アイツの眼を見てみろ」
日本「眼って、、、」
よく見ると、彼の瞳には微かに紋様が入っていた。
それはバツ印の様にも見える。
ロシア「ドイツがオニになった時も、、、瞳に同じ紋様が入っていた」
日本「感染済みかどうかは、紋様の有無で分かる、、、?」
ロシア「俺はそう思った」
日本「もし本当にそうなら確かに非常事態ですね、、、」
日本「今すぐ逃げた方が良いのでは、、、?」
ロシア「アイツが感染済みなら、能力が2つあるはずだ」
ロシア「、、、、、、警戒しておいた方が良い」
そう言い彼は日本を庇うように前へ出た。
緊迫した空気が流れる中、イギリスがイタリアに問いかける。
イギリス「ところで、イタリアさん」
イタリア「ん?どうかしたの?」
イギリス「アナタ、耳飾りはどうしたんです?」
彼の発言を聞き、その場にいた全員がイタリアの方を見た。
だが、彼はちゃんと耳飾りをつけていた。
イタリア「え、本当にどうしたの」
イタリア「ボクはいつも通りじゃん?」
イギリス「なるほど、たった今確信しました」
イギリス「───イタリアさん」
イギリス 「アナタ、やはり、、、”オニ”ですね?」
彼の発言には皆が耳を疑った。
勿論、日本とロシアも。
イタリア「は、はぁ?何を言ってるのか分かんないんだけど」
イタリア「根拠は?ボクがオニだって証拠があるの?」
イギリス「えぇ、ありますとも」
イギリス「だってアナタ、今まで」
イギリス「耳飾りの場所を間違えたことなんてありませんでしたよね?」
イタリア「え?」
イギリス「アナタはいつも会議に遅刻してきますね?」
イタリア「それはゴメン」
イギリス「そうしてアナタは毎回こう仰います」
イギリス「『身だしなみを整えてて遅刻しちゃった。』と」
イタリア「それがどうかしたんね?」
イギリス「今日の会議でも同じことを仰っていました」
イギリス「その時アナタは、いつも通り定位置に耳飾りをつけていましたよね?」
イギリス「アナタ、何故わざわざ耳飾りを左右反対に入れ替えてきたんですか?」
彼は驚いた表情をしていた、 指摘された本人も気付かなかったようだ。
彼は少し考える仕草をした後、こう言った。
イタリア「あーあ」
イタリア?「バレちゃった」
一同「!?」
イタリア?「何で気付くかなぁ、」
イタリア?「折角、『擬態』してたのに」
彼はそう言った後、能力を解く合図のように指を鳴らした。
そうすると、彼の姿が変わり、、、”オニ”の姿となった。
イタリア「じゃーん!どぉ?」
イタリア「いつもより更にカッコよくなったでしょ?」
そう口にする彼の姿は、かつての旧国である───。
───────イタリア王国そのものであった。