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話は現代に戻り、学食で談笑する梓、聖奈、沙月。

「いや、だから別にそんなんじゃないってば!」

梓は顔を赤くしながら弁解する。

「まぁ、でも先生に恋するって良くある話しだし、別におかしくないんじゃない?ね?」

聖奈が登校途中に立ち寄ったコンビニで買ったスナック菓子を貪りながら言う。

「あ!そうなんだ・・なら私って変じゃないんだ」

梓が微笑みながら言う。

すると聖奈と沙月が身を乗り出して梓に顔を近づける。

「あっれれ〜?それってもう認めてるんじゃないかな?駿くんの事が好きだって!」

「そう!そう!梓言っちゃったね!」

聖奈と沙月は2人してニヤケ顔で梓を見つめる。

「あ、いや、今のは別に、そういう意味で言ったんじゃ・・」

梓は恥ずかしさのあまりに、両手で顔を覆う。多分この時には頭から煙が出ていたに違いない。

「いや、別にバカにしてるわけじゃないんだよ?」

「そう!そう!私は梓を応援してんだから!」

「でも・・私生徒だし・・教師と生徒なんて・・」梓はうつむき、手遊びをしながら呟く。

「でも好きになったもんは、しょうがないじゃんね?」

「そう!そう!てか教師と生徒なんて、ロミオとジュリエットみたいでむしろロマンチックじゃん!」

「ロミオとジュリエット・・・」梓は顔を赤く染める。

「で?好きなんでしょ?駿くんが!」聖奈は席を立ち、梓の横の椅子に座る。

「まぁ、う、うん・・好き」梓はか細い声で呟く。

「きゃー❤︎禁断の恋ー❤︎」沙月はまるで、欲しかったおもちゃを買ってもらえた子供の様にはしゃぐ。

「なら!今日の放課後、駿くんをどうやって梓に振り向かせるか、カラオケで作戦会議ね!」

聖奈が提案する。

「カラオケ!アンタ相変わらずカラオケ好きね」

沙月が呆れた様子で言う。

「いいじゃん!恋愛ソングでも歌いながらさ!梓はカラオケ嫌?」

「ううん、嫌じゃないよ!」梓は首を横に振る。

「よし!梓も嫌じゃないって言ってくれてるし!放課後カラオケね?いい?」

聖奈が皆に聞くと、梓と沙月はうなずく。



放課後。下駄箱にて梓の到着を待つ聖奈と沙月。

「梓なにやってんのかな?」聖奈がしきりにスマホで時間を確認する。

「早くしなきゃ、あんま歌えなくなるじゃん」

「いや今日は作戦会議でしょ?」沙月が聖奈にツッコミを入れる。

一方その頃梓、駿と共に人目につかない体育倉庫に来ていた。

「どうしたんだ梓?こんなとこに呼び出して?」

梓からいきなり「話があるから来て」と言われるがままに体育倉庫に来た駿は首を傾げる。

「いや、今日ね、この後聖奈と沙月と一緒にカラオケに行く事になった!って言いたかっただけ。帰りがちょっと遅くなるから。」

「いやそれならLIMEでいいだろ?わざわざこんな所に呼び出さなくても」

「いや後からLIME見られたらマズいじゃん!」

梓の言葉に駿は「あ!確かに!」と手を叩く。

「もう!駿はそういうトコ抜けてるんだから!」

梓は駿をからかうように言う。

「でもさ?帰りどうするんだ?今日は車で来てるから迎えに行こうか?」

駿の提案に梓は「聖奈と沙月も一緒だし・・怪しまれないかな?」と不安な表情を見せる。

「まぁ、偶然通りかかったって事にしとけばいいだろ?まっすぐ帰れよ!仕方ないから送っていくから!的な事言えばバレないんじゃないかな? 」

「あ!そうか!確かにそれなら大丈夫かも」

「なら終わりそうになったら連絡しろよ!車で迎えに行くから」

「うん!分かった!」「あんま遅くなるんじゃないぞ?」「分かってる!じゃあ行ってくるね?」

梓はそう言うと手を振りながら下駄箱へ走っていく。



「ごめんおまたせ!」小走りで梓が下駄箱にやって来る。

「もう!遅いよ梓!早く行かなきゃ18時になっちゃうよ?ウチらそれ以降は入れないんだから!」

聖奈がやれやれと言った様子で梓に文句を言う。

「まぁ!いいじゃん!まだまだ時間あるんだし!」それを沙月がなだめる。

「まぁ、それもそっか」聖奈は笑みをこぼす。

「でもカラオケってどこにいくの?いつものカラオケGANGAN?」

「そこでいいでしょ?この辺じゃ一番安いし!」

「だね!じゃあそこに決定って事で!」

3人は仲良く学校を後にし、カラオケに向かう。



仲良くカラオケを目指して繁華街を歩く梓、聖奈、沙月。

すると「あ!あれ!」沙月が驚いた様に声を上げる。

「ん?どうしたの?」「何かあった?」

2人が心配したように沙月に振り向く。

「あ、いや、人違いかもしれないんだけど、今、梓のお母さんが居たような・・」

「え?お母さん?」

梓が驚いやように目を見開く。

「う、うん・・でも、あっちの方に歩いていったっぽいんだよね?」

沙月は薄暗い裏路地を指差す。

「あっちか・・・」聖奈は深刻そうな顔をする。

「あっちだどうかしたの?」梓は首を傾げる。

「ほら!学校でも言われたでしょ?危ない大人な店が多いから無闇に近づくなって!」

「あ、そうだった・・・」

梓は思い詰めた表情でうつむく。

「でも、少しなら問題ないだろうし、行ってみる?」聖奈が梓に語りかける。

「でも大丈夫?学校にバレたらまずくない?」心配する沙月。

「でも梓のお母さんが居るかもしれないんだよ?」

「そりゃそうだけどさ・・・」沙月は聖奈の言葉に困惑した表情をする。

「梓はどうなの?お母さんに会いたくない?決めるのは梓だよ?」

梓は少し考えて「私は・・会いたい・・」

「なら決まり!行くよ!」聖奈は梓と沙月の手を取り裏路地へと入っていく。


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