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ねぇ、知ってる?

こことはね違う世界の、異界とか異世界って呼ばれてる世界のお話!


でもまぁ…私が知ってるのは一つだけなんだけどね。残念。



ん?なんで調べないのかって?本当はもっと知りたいよ。…だけど、調べて、一つ以上知ってしまったらもう戻れないから。私の知ってるお話の子みたいに。




えー知りたいの?………んーまだ何も知らないなら話してあげてもいいよ。輪廻の理から外れるかもしれないけど…自己責任だしね!



変に長いから少し削って話すんだけど─────



◆◆◆



此処、現世(うつしよ)とは違う世界にいる種族さんでね。「信仰」が大事で、結局のところ絶対なんだって。


もともと身に余る力を持ちやすい種族が多いらしいんだけどさ。

えーと、そう。死神の種族。なんかイメージ的に魂を刈ってるでしょ?魂を刈る、その力が暴走してしまわないよう、そして上手く扱えるよう核に引き留めるのが「信仰」。


信仰対象はだれでもいいんだよ。それこそ、 偶像だったとしても。でもまぁ閻魔さまが主流らしいけど。

おっかしいよねぇw誰でも、偶像でもいいんだったらだーれも暴走しないよ。勝手に作っちゃえばいいんだもんねー、馬鹿みたい。

…あ、ごめん。感想になっちゃったね。




んん゛っ。

それで、信仰対象を持たない子がいたんだって。確か名前は……あれなんだっけ。んー「月」が入ってたと思うんだけど……まぁいっか!


その子、誰のことも信じれなかった。最初に具現化できた個体だったのに。1番の出来損ないだった。信仰心を持たなかったから、能力なんて持たされてない。「0」なんだよ、その子。

その他は優秀だったらしいけど…あーあと、見た目が歪んでたらしい。

ぐにゃ、って曲がってんのかな?それとも渦巻いてる?聞いただけだからわかんないけど…


目を覚ましてすぐ、暴走を起こした。周りにいる冥族も亡霊も全部殺して。

でも、1人だけ生き残りがいたんだってさ。金髪で、片目を眼帯と前髪で隠した”人間”が。


金髪の子は伝承を全てその子に教えた。だからその子は一生、輪廻に干渉できなくなってしまったらしい。



◆◆◆



─────なんか、こんな感じだね!

うまく話せなかった気がする…んーでもあやふやなところが多いししょうがない!


金髪くんがなんで生きてられてるのか理由はわからないし、なんで全部知ってるかも教えてもらえなかった。あと輪廻のことも、信仰のことも、死神の持つ能力も、何もわかんない。


まぁでも、伝承とか噂話ってそんなもん!

不確定すぎて、不安定すぎて、存在が薄れて、でもなお記憶にこびりついてるから。まるで、夢みたいにね。

私が話したものも間違ってるかもしれないし、そもそも存在しない話かもしれない。それを楽しむのが噂なんだけどさ。


……もし、本当のお話だったら。誰に起こった話なんだろう。たまにそう考えるんだ。そう思った日はね、ループしたみたいに知ってる出来事しか起こらないの。不思議だね。





…よし、今日のお話はここで終わり!それじゃあみなさん良い夜を!けして⬛︎⬛︎に取り込まれぬ様、願ってるよ。

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