店長「今日はもう、帰って休みな?」
次の日、定時より一時間も早いのに、店長にそう言われた。
🌸「…え、どうしてですか?これからお客さんが増えてくるんじゃないですか。」
店長「そうなんだけど、今日はいつもの時間とは違う子もシフトが入ってるから、大丈夫なんだよ。それに、最近疲れてるでしょ?」
🌸「いえ、おれは全然大丈夫ですよ」
店長「…あのね?もし君が本当に大丈夫でも、周りが心配なんだよ。
だからほら、今日は帰った帰った。」
そう言いながら、店長はしっしっと手を払った。
これは店長なりの優しさなんだろう。
ありがたく、家に帰る…ということはせず、昨日の手紙通りに近くの公園へ向かった。
🌸「…まだ酔ってるからかな、視界がグラグラする…」
公園に着いたのもようやくで、少し休むことにした。
🌸「懐かし…」
おれは柵に手を置き、外を眺めていた。
ここは普通の公園と少し違い、崖の上に建てられている。
と言ってもそんなに高い場所にあるわけではないし、崖と言ったけど、坂とも言えるようななんとも言えない斜面。
でも確かにそこから落ちると危険だし、柵が建てられているのにも納得。
昔、おれと彼がよくここで空を眺めながら、他愛もない話をしていたなあ。
昔の思い出が蘇ってくると同時に、ボスの命令を思い出す。
🌸「期間は半年、10月から4月の始めまでだから…」
今日の日付は3月の31日。
そう、今日が最終日となるのだ。
🌸「絶対無理…初めて任務が失敗になるのは嫌だけど…これはどうしようもないな…」
目を瞑って、少しでも可能性のある方法を考えてみる。
だけど、いくら方法を考えてみても、任務達成はほぼ不可能だと思い知るだけだった。
🌸「…誰?そこにいるのは。」
さっきまで瞑っていた目を開く。
足音などの音は、何も聞こえない。
だけど、確かにそこには誰かがいる。
もしかして、あの手紙を書いた人とかか?
おれは後ろをゆっくりと振り返った。
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既に知ってる方も多いと思いますが、私の双子ちゃんのあまちです!!
本当にどの小説もイラストも最高なんで、まだ見たことない人は見ないと損です!!
あと、私のアイコンを描いてくれたのもこの子です🫶🏻
短いですが、ここで区切るのが一番良いので、今回は以上です!
スクロールお疲れ様でした!!
コメント
6件
神すぎる꒰ঌ(っ˘꒳˘c)໒꒱神〜! こんな神な作品あるか? 続きが楽しみすぎてやばい( °ཫ°)
うわあ後ろ誰だぁてか最終日だったんえ早(自分の時間の感覚がおかしいだけ) あまちほんっとすごいよね、見てないやつ、、いねえよな?^ ^(((