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〜阿部side〜
💚『····················。』
照も言ってたけど怪物を倒し終えて油断した訳じゃない。寧ろ、怪物が暴れ始めた時からずっと別に何か居ないか、異変はないか常に気配を探っていた。
···けど、やっぱり闇の奴の電波を察知するのは得策じゃないな···。
普通の気配すら簡単に探れないんだしそもそも闇の奴が電波を出しているとは考えにくい。
💛『阿部。』
俺が一言も話してない事を気にしてか声をかけてきてくれた照。
さすがの照も焦っていたみたいだったけどふっかの声を聞いていつもの落ち着きを取り戻してくれたみたい。
いつもはゆっるいのにさすが最年長とリーダーだ。
💚『俺なら大丈夫だよ。』
俺のそばに来て心配してくれている照を見つめ返して言葉を返す。
前にも言ったけど俺はメンバーみんなを信じてるし尊敬してる。当たり前の日常が変わる前もそして後も9人で色んなことを乗り越えてきた。だからきっと何か起きても大丈夫だって思える。
···本当は何か起きる前に対応できるようになりたいんだけど···💦
俺は俺にできること、やるべきことをやるだけだ。
💚『····················。』
目をつぶって集中する。
闇から察知できないのであれば他の方法は1つしかない。
めめの電波を察知する。めめは人間だからいくら闇に連れていかれて意識を失っていても察知出来る。
💚『···見つけた。』
めめの電波を察知して静かに声を出す。
結構な距離がある。今の短時間···いや、一瞬のうちに結構遠くまで移動したんだな···。
💛『どの辺だ?』
照に話しかけられて俺はめめと康二と佐久間以外のメンバーのスマホにめめの位置を送る。
💜『···すげぇ遠いじゃん。』
❤️『消えてからそんなに経ってないはずなのに···。』
💙『···彼奴、許せねぇ。』
💛『ありがとう。とにかく急いでめめのところに行こう。奴らのことだし何をされているか分からない。』
💜『そうだな。って事で阿部ちゃんとラウールに康二と佐久間をお願いしてもいい?』
🤍『分かった。2人は絶対に助けるから。』
💚『うん。気を付けて。···そしてめめをお願い。』
💛『ああ!任された。』
本当は俺も戦いに行きたい。メンバーを傷つけた彼奴を許せない。
けど佐久間と康二の事も基地に放置したままにはできない。
4人が回復してくれたお陰で毒も熱も何とかなったみたいだけどなんせ闇の毒針だ。何が起きるかなんて分からない。
だから俺は4人を信じて基地で待ってる。
💚『行こう、ラウール。』
🤍『うん。』
毒や熱からは解放されたけど以前苦しそうに魘されている2人を早く楽にさせてあげたい。
俺は康二を、そしてラウールは佐久間を背中に乗せて基地へと向かった。
〜目黒side〜
🖤『·····ん!?なんだ?』
目を覚ました俺はいつの間にか人気がない倉庫のような所にいて座りながら柱に身体を拘束されていた。
俺は闇の男に捕まって変な臭いがする何か···薬品か?で眠らされていたんだった···。
とにかくみんなに、阿部ちゃんに気がついてもらわないと。
🖤『···············っ!』
何とか拘束から逃れようとしてみるけど全然この金具?取れない···。
『人間のお前には一生外せねーよ。』
🖤『····················!』
俺を連れ去った闇の男が俺の所に来た。
···くそ、助けを呼ぶ時間が無かった。けど大丈夫だ。みんなを信じろ。
きっと俺の居場所を察知して助けに来てくれる。
『良い目だな。仲間を信じてるって感じか?』
🖤『··················。』
俺の目の前に座って視線合わせる男に俺も見つめ返してはいるけど言葉は出さない。
『黙りも良いけど仲間が来る頃には貴様は無事じゃ済まねーよ。』
···此奴、何を考えてる···?
闇の奴だから何かするつもりなんだろうけどわざわざ俺を連れ去ったなら俺のことを···。
『安心しろよ。貴様の事をどうにかしようとかは思ってない。』
🖤『···え?』
『···ただ···』
🖤『·····ゔっ!』
さっきかけられた闇のオーラがまた···
力が抜けていく···。
俺の能力を奪うつもりか···!
『貴様の電気は貰ったぞ!』
俺の能力を闇で強化して利用するつもりか···。
···抵抗したいのに身体が動かないし意識が···。
『流石だなぁ!貴様の力は!俺の闇の力がどんどん強くなるぞ!』
意識が朦朧としてる中聞こえてくる男の声。
『貴様の力で大切な仲間を葬ってやるから安心して寝てろよな!』
薄れる視界で何とか男を見てみると両手から黒い稲妻を出していた。
···ごめん、みんな···。
俺は謝りながらそのまま意識を失った。