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「人生を難しくしているのは自分自身だ」
人生で一番腹が立った言葉だ
難しく考えるからーとか
そんなこと気にしないでいいのにーとか
そんなのは第三者から見た意見でしかない
だから今からする話に必ずしも共感してくれると思っていないし、しなくていい
ただただ話を聞いてほしい
そんな自己中心的な話
誰も悪くないから難しい 正解のない問題
この話は本当の話かもしれないしそうでないかもしれない
僕のクラスにはみんなから嫌われている人がいた。僕も例に漏れずその人が苦手だった。
でもその人はよく僕に話しかけてきた
その人は自分が周りから嫌われていることも迷惑をかけていることも気がついていなかった。
僕はその人が話しかけてきたら、なるべく優しく答えていた。
それがよくなかったんだ
その人が僕に話しかける頻度がどんどん増えた
僕はその人がしてくる質問にうんざりしていた
大抵が次の授業なんだっけや今何時間目だっけなどの質問、それから先生の愚痴やクラスメイトの愚痴だった。
ときどきこんなことも聞いてきた。
「ごめんね。こんな私と喋らせて」
「怒ってる?」
「私たち仲良しだよね?」
本当にうんざりする。
そんな話で休み時間や昼休みを潰される。
自分で言うのもなんだけど僕は友達が結構いる
だから休み時間や昼休みは他の友達と話したい
なのにその人のせいで僕は本当に一緒にいたい人といられなくなってしまった。
はじめに言った通りその人はみんなから嫌われている。僕の友達もその人が嫌いだ。
だから、その人が僕に話しかけにくると僕の友達は、僕と話していても逃げてしまう。
僕の友達にはいろんな奴がいた。
僕がその人に話しかけられると、
逃げてしまう奴
面白がって見てる奴
大丈夫?と聞きながら何も、してくれない奴
後ろでニヤニヤしてる奴
憐れむような目で見てくる奴
本当に気持ち悪い
逃げなくたっていいじゃないか、そこにいてくれればいい。
僕がその人を苦手だと知っていながら面白がって見てくるなよ。
大丈夫?って聞いといて、何もしてくれないくせに、偽善なんだよ。
面白いのはお前らだけなんだよ。
憐れむような目で見るなら、助けてよ。
どうせみんな何もしてくれないんだろ?
その人はみんなから嫌われているが、その人にも好き嫌いがあるようだった
僕からしたらあの子もお前が嫌いだからwin-winじゃないかと思っていた
好かれてしまうより嫌われるほうがよっぽどマシだ
ある日その人は僕の友達にぶつかった、が何事もなかったかのように、通り過ぎたのだ。
僕の友達からは怒るよりもびっくりするよりも
先に「こわ…」という言葉が漏れていた
その後その人は慌てたように僕に話しかけてきた。
「私さっき誰かにぶつかった気がするんだけど誰だったんだろう〜…?」
これだけでも十二分に怖いのだが、恐怖はまだ続く
僕は「◯◯じゃない?」と返した
すると、「◯◯って◯◯くん?じゃあいっか」
とその子は言ったのだ
学級委員やクラスの陽キャにはすぐに謝りに行くのに、僕の友達には謝らずじゃあいっかと流したのだ。
僕は許せなかった、だから
「いや、しっかり謝ったほうがいいよ」
と言った
するとその子は泣き出したのだ
「ひどい…私だけが悪いの?」と。
泣くのはずるいと思う、僕だって泣きたい
だって泣かれたら僕が悪いみたいじゃないか
僕は何か悪いことをしただろうか
その後結局その子は僕の友達に謝らず、一日が終わった
その子が泣いたことによって騒ぎになり僕の友達にもその子のじゃあいっかが届いてしまった
僕の友達は元からその子が嫌いだったから怪訝そうな顔をして「もう関わりたくねぇ」と呟いた
休み時間は削られ、友達とは話せない
そんな日々が今でも続いている
この感情に任せて書いた文を読み返して思ったことがある
これは答えのない問題なんかじゃない
答えはあると僕は思った
でも僕はまだ言葉にできずにいる
言葉にするのが怖いのかもしれない
人生を難しくしているのをいつも僕だ
でも僕が難しいと悩むまで追い詰めてくるのはいつも誰かだ
その誰かが答えなのかもしれない
そう思った
ここまで読んでくれてありがとうございました