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無理しないで
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赤side inoffice
いちごマイクラにワンマン、レコーディング。
他にも沢山しなくちゃいけないことがあって、日々幸せを感じつつも辛さが剥き出しになってきつつある。
最近は雰囲気に出ているのかメンバーやファミリーに心配されている。
1番ドキッとしたのはマイクラ中にばうちから「早死しないでね」と言われたこと。
ただでさえ今の俺は情緒不安定なのにそんなことを言われると流石にびびった。
特に今週からダンスやリハーサルが増えてきているため、スケジュールがパンパンに詰まっているからもっと心配をかけてしまうんだろう。
「リスナーさんに好きを届けたい」この思いを大切にしてきて早9年。
「辛い」って感じることも勿論だけど、それよりもしっかりと「好き」を届けたいからこそ今日も前に進める。
そんなことを考えながら編集をしていると、いつの間にか動画のダウンロードまで終わっていた。
次はレコーディングをしようと思い、飲みかけのいちごミルクとスマホを持つ。
「よしがんばろ!」
そう意気込んで作業部屋からレコーディングルームの間にあるカフェエリアを歩いた途端目の前が真っ暗になった。
赤(ktnm)side
予定よりも早めに作業が終わったため帰る準備をしていると軽くふらついてるりぬが視界に入った。
「りぬ?」
戸惑いながらも声をかけると同時にりぬが倒れた。
周りを見渡すが不幸なことに誰もいない。
とりあえず社長兼なーくんに知らせるため社長室に駆け込んだ。
「なーくん!りぬがッ!」
ノックをせずに社長室に滑り込むと、なーくんは驚いていたが雰囲気ですぐに察して救急車を手配してくれた。
「っ、救急車呼んだらすぐそっち行くねっ」
「ありがとッ、」
りぬの元へ戻ると、俺がいない間に倒れてるりぬに気づいたさとるぅとが毛布とか枕諸々の準備をしてその場に寝床を作っていた。
「なーくんが救急車呼んでくれた、」
「ばぁうくんありがとう、」
「りいぬに無理させすぎたな」
さとちゃんの冷静さに心を落ち着かせられ、俺もまだまだ子供だなと思った。
数十分後救急車が来てりぬは担架で運ばれた。
付き添いはさとちゃんとなーくんが。それ以外のファミリーとかはあとから病院に行くらしい。
桃side
救急車の中、ずっと不安で仕方がなかった。
莉犬が居なくなったらどうしようって。
あの時冷静な雰囲気を出していたが正直誰よりも心配していたと思う。
なーくんも同じこと考えてるのが表情からすぐ伝わってくる。
きっといちごマイクラやらワンマンやらで頑張りすぎたんだろう。
莉犬は偉すぎる。ほんとに。
任されたことだってちゃんと最後までやり遂げて、最年少とは思えないような行動の数々に日々驚かされていた。
だけど莉犬は自分の限界を知らないからこの結果になって。
「…お願いだから俺たちを頼ってくれよ」
そう呟いても莉犬は目を覚ましてくれなくて。
しんどくて、辛くて、信じられなくて。
これからどうすればいいか分からなかった。
続きいりますか?
コメント
2件
もうほんとに最高です✨️ 続き書いてくださるのであればすごい楽しみです!!
書き方?とかお話が好きです> < 続き良ければ待ってます🫶