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担任「杏佳。もう話しとけ。」
私「………実は…」
昔の話をして、家庭環境がひどくて、カウンセリング受けてた時の先生だったこと、入院してたこと、9人との出会い、今に至った経緯もはなした。
「そんなキツかったんだ…(。•́ωก̀。)…グス」「わかる。私も実は…」
みんな色々抱えてて。沢山話した。担任の先生も黙ってきいていた。
担任「大小あるにしても、皆それぞれ辛い過去を背負ってんだな。だからこそ、理解し会えるどこもあるだろうし、逆に辛い時もある。そういう時こそ、この体育祭を思い出し、乗り越えてほしい。」
「はい!!」
私「みんな。多分行事には、見に来るとおもうから。仕事都合つかない時以外は。だからさ、写真とかも、ネットには絶対載せないでほしいし、ちゃんと守ってあげてほしい。涼宮さんだけじゃなく、9人みんな…」
「当たり前じゃん!」「だって俺たちだけの秘密だろ?」「今まで頑張って生きてきた俺らへの神様からのプレゼントだろ?」「てか、すごい偶然じゃない?」「ほとんどがあの9人グループが好きで…」「そしたら本人達にあえて。」「それだけでも幸せだし、頑張っていけるし!」
私「みんな………」
私「ありがとう!!」
ずっと苦しかった。バレないようにって気を使ってたから…
私「(。•́ωก̀。)…グス……」
「泣かないでよー(笑)」
私「嬉しいんだもん!」
それから、みんなとは1層絆も深まった気がした。
帰り。クラスメイトの紗奈ちゃんに話しかけられた。
紗奈「杏佳ちゃん、迎え??」
私「あ、うん!」
紗奈「いいなぁ…でもさ、やっぱり言えないことが多いよね…あんな有名人と付き合ったりしてたら。」
私「え?」
ん?付き合ってるとまでは話してないよ?
紗奈「実はさ。私、幼なじみがアイドルなんだ。で、事務所入る前から付き合ってて。デビューするとなると、別れなきゃだろなって…」
私「え?そうなの?」
紗奈「うん。だからさ、簡単に会えなくて。時間会う時だけ、家の裏口から行き来してる(笑)そのためにさ、好きでもない母親の元に残ったんだ。」
私「そうなんだ……」
紗奈「まぁ、彼のお母さんがさ、理解ある人で、色々助けられてる。」
私「私も、涼宮先生のおかげで、少しづつ、自分を取り戻してるというか、自分を知るって感じかな。まだやっぱりしらない男の人は怖いから。」
紗奈「わたしも、お母さんがさ。いろんな男つれてくるし。酷いやつにはやられるし。もう。嫌だった。」
私「いまは?」
紗奈「ん?お母さんが男つれてきたら、彼のお母さんのとこに逃げる(笑)」
私「そっか!逃げ場があるのはいいね!」
紗奈「うん!さ、あまり待たせたらだめだね、ごめんね…また話そ!!じゃあね!」
私「うん!またね!バイバイ!」
そう言って別れた。