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俺は自分の声のせいで周りから嫌われてきた。何が悪いのか全然わからなかったが、ある日、研究者を名乗る男が現われ、俺の声には特別な力があると言った。なんでも、その男の発明した機械を使えば、俺の声なら完全な催眠術をかけられるらしい。男はその機械をスマホに入れていた。
その男といっしょにやった実験は成功した。男は催眠術がかかりにくい女を用意していたが、一発で催眠状態になり、試しに服を脱がしてみたら、簡単に全裸になった。そのまま俺は男を騙して催眠術をかけ、そのスマホを手に入れた。さあ、まずはこの催眠術で何が出来るか、確認しなくちゃ。
そう思いながらふらふらと町を歩いていた。今日は学校が早く終わったので、まだ昼前だ。大人たちは今頃会社で働いているのだろう。町にはほとんど人がいない。あてもなくさまよっているうちに、いつの間にか近所の児童公園に来ていた。滑り台やブランコといった遊具の他、砂場やベンチなどが設置されている。そこからにぎやかな声が聞こえてきた。どうやら子供たちがいるようだ。
「みんなで鬼ごっこしよう」
「いいねー」
「じゃあさっそく始めよう!」
そんな会話をしている子供たちの横を通り過ぎて、砂場のそばにあるベンチに向かい、そこに座った。ぼんやりと空を見上げる。今日も晴れていて気持ちが良い天気だ。子ども達は保育園くらいだろうか。楽しそうな笑い声を上げながら元気よく走り回っている。そしてそれを眺める保育士の女性も笑顔を浮かべていた。
俺は鞄からスマホを取り出す。これを使えば他人の意識を完全に支配することができる。
「よし……やってみるか」
俺はスマホを2台用意し、1台をスピーカーモードにすると、そこの電話をかけ、スマホに向かって話しかけた。こうすることで俺の声が機械をとおり、特別な力を得る、はず。まずは、相手に自分が話しかけられたと思わせないといけない。だから俺は、スピーカーを通して「先生!」と呼びかけた。その瞬間、子どもたちの動きがピタリと止まる。保育士の女性だけがこちらを振り向いた。子どもたちは催眠状態になってはいないようだ。だが保育士の女性は反応した時点でもう命令できる状態のはずだ。あとは、彼女に命令すれば良いだけだ。
「あなたの名前は?」
俺は保育士の女性に問いかける。彼女は少し間を置いて答えた。
「……鈴木です」
よし、名前はわかった。では次の質問だ。
「あなたの年齢は?」
「23歳です……」
俺は続けて質問をする。「
あなたは今までどんな男性とお付き合いしたことがありますか? また付き合ったことがある男性の人数は?」
「えっと……付き合った男性は1人だけです……。男性の数は一人だけです……」
保育士の女性は目を閉じて静かに答える。よし、ちゃんと答えてくれたぞ。この調子でどんどんいこう。
「それじゃあ最後の質問です。これから僕が言うことは絶対ですよ。分かりましたか?」
「はい……わかりました……」
これで準備完了だ。いよいよ実行に移す時が来た!
「あなたは自分の性癖について正直に話しなさい」
「はい……私はドMです……羞恥心で興奮します……」
彼女は淡々と話していく。彼女の表情に変化はない。催眠状態で自分の秘密を喋っている自覚がないのだ。しかし催眠状態にある以上、嘘をつくことは出来ない。俺の命令通り、彼女は正直に話すしかないのだ。
「今までどんなプレイをしてきたのですか?」
「学生時代に彼氏と教室でセックスしたこととか……バイト先のトイレでオナニーしたこととか……いろいろしました……」
「へぇ~そうなんですね。ちなみにどういう体位が一番好きですか?」
「一番好きなのは正常位でキスしながらするのが好きです……」
「なるほど。意外と普通だ。じゃあ、どんな羞恥プレイをしてみたいですか?」
「恥ずかしくて死んじゃうような感じのものが良いです……」
「ふむふむ。他には何かありませんか?」
「首輪をつけて散歩したいです……」
「他には?」
「全裸で公園を走り回りたいです……」
「それなら今すぐ出来ますね。裸になりましょう」
「はい……」
保育士の女性は服を脱いで全裸になる。その様子を見た子供たちがキャッキャとはしゃいでいる。保育士の女性は子供たちの方を見ながら笑みを浮かべている。まるで自分が子供達と一緒に遊んでいるかのように楽しんでいるようだ。