麗との初デートを終えた浩介は、確かな手ごたえを感じていた。
「デート中も彼女から僕のことを好きだっていう感情が透けて見えてたよ」
自信満々にそう答えると、両親は安堵したように笑う。
「上手くいったのね。良かった…」
「北村さんも『うちの娘はお見合いで浩介くんに一目惚れしたようだ』って言ってたからな」
浩介は20代の頃から必死に婚活をしていたが、成果が出ることなく30代後半を迎えていた。
そのため、両親も浩介の結婚のことが心配で仕方なかった。
「正直今回は余裕だよ。だってあのレベルの女だよ?これまでは高望みしすぎていたんだ」
今まで出会った女性はそこそこ容姿が良くて、愛嬌のある人ばかりだった。
しかしそのような女性は競争率が高く、他に良い人が現れると断られてしま*****************
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