こんな一瞬で2000いいねも行くと
思ってませんでした。
本当にありがとうございます。
他の実況者様々出てきて来ます。
ほんの一瞬🚹⚔️から👑👾表現出てきます
私は断然👑🍈、👾🎮️のペア大好き
人間 です。
同士いたら仲良くしてください。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
暗闇と閃光がまだ踊るアジトの中央。
言葉が飛び、銃声がやっと遠ざかったかと
思うと、暇72がふっと顔を上げる。
ー
暇72、まって、キル!
キルシュトルテ、は、?ちょっ、
なんで──
暇72、俺は、らん達につくことにし──
…………!…、ぇ
ー
言葉はそこで切れ
床の一点に吸い寄せられる。血の海。
弐十が腹からは止まらないほどに
血が流れていた。
ー
暇72、にと!!
ー
キルの顔が一瞬引きつる。
ー
キルシュトルテ、なつこ、
……お前の能力で、なんとかならんか?
俺じゃ血が止まんねぇんだよ
ー
声が震える。いつもの余裕は消え、
彼の言葉に真剣さだけが残る。
キルが助けを求める。そりゃそうだ。
孤児院からずっと一緒にいただこの二人は
ー
暇72、まってッ、やってみるから!
ー
キルがぎりりと歯を噛むのを、
いるまがじっと見ている。
ー
いるま、これ、誰にやられましたか?
キルシュトルテ、…みこと
いるま、え、アイツが……すいません……
俺、納得させに行きます
ー
いるまは立ち上がりかける。
だが、キルが彼の腕を強く掴む。
ー
暇72、ッ……、ハァハァ…ッ
ー
なつの手は震え、胸の中の何かが火を噴いた。指輪の光が、濃く、激しく揺れる。
ー
キルシュトルテ、お前、なつこが
頑張ってんのにそれを見ないのかよ!
いるま、いや、それは……でも
しろせんせーやニキはまだ戦ってるん
ですよね?
ー
キルが一瞬眉を寄せる。耳に入るのは、
まだ続く混戦の音。
だが次の言葉で部屋の風向きが変わる。
ー
キルシュトルテ、いや
いるま、ぇ?
キルシュトルテ、りぃちょが加勢しに
来たから
ー
その名前に、いるまの体がぴくりと
硬直する。
ー
いるま、ッ!
りぃちょって、あの裏切り者のッ!
ー
だが、その声は誰かを責めるより先に、
驚きと希望が混ざったものだった。
そのとき、なつの表情がふっと変わる。
指輪の光がさらに強くなり、
手の形は何かを掬うように静かに動いた。
なつが両手を腹にかざす。
体から、淡い紫と赤の波紋が広がる。
ー
暇72、しっかりしろ。ッ!
ー
光が弾け、短い、痛みを伴う間。
にとの傷口に熱と冷気が同時に流れ込み、
血の流れが急速に鈍る。
顔色の悪かったにとの顔に、
少しずつ血色が戻る。
ー
暇72、、なっ、治ったよ、
キルシュトルテ、ッ!
暇72、今は寝かせてる。危ないから……
部屋に
ー
キルは急いでにとを抱きかかえて
ー
キルシュトルテ、撤退する
暇72、分かった
いるま、…すちはもういいんですか?
ー
キルはいるまを一瞥し、淡々と答える。
だが言葉の奥には計算がある。
ー
キルシュトルテ、よくお前がそれを
言えるな。完全にこっちについたのか?
ー
暇72は答えずに、
いるまの手を更に強く握る。
言葉はなくとも、意思がそこにある。
ー
いるま、ッ! はい、そうです
ー
キルは数秒の静寂のあと、行動を促す。
ー
キルシュトルテ、そ、……早く向かうぞ
すちは諦める…流石に予定以上に強かった
ー
アジトの空気は急速に切り替わる。
戦闘は継続するが、今は“治癒”が
優先された。にとは運ばれ、
りぃちょの加勢の噂が現実味を帯びる。
誰もが息を整える間もなく次の局面へと
動き出す。
いるまとなつは、互いを見つめ合う一瞬が
あった。
その目には言葉以上のものが宿っていた。
なつの演技も、本心も、今は同じ形で
収束している。
二人は仲間と共に、次の目的地へと
歩き出す。
背中に残る硝煙と血の匂いを
蹴散らしながら、彼らは前へ。
引き際の冷たさと、守るための熱を
抱えて──。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
みこと、ッ!
ー
──戦闘の騒音の中、血の匂いと硝煙が
混じる場所に、キルたちが現れる。
にとの傷が手当てされ、腕に布を巻かれて
キルの腕の中で眠っている。
周囲はざわつき、だが誰もが息を飲む。
ー
ニキ、キル! にとちゃんは?
キルシュトルテ、こいつがやってくれた
ー
LANはいるまの顔を見据える。
問いかけるように、
しかしどこか震え混じり。
ー
LAN、いるま! …お前、
そっちにつくのか?
ー
いるまは短く頷く。
血を拭いながら答える。
ー
いるま、あぁ……まぁ
LAN、チッ、そっかよ……
ー
すちは、らんの方にぐっと視線を送る。
声は平静を保ってるが決意が滲む。
ー
すち、そうはさせないよ……いるまちゃん
ー
その時、りぃちょが近づいてきて、
しろせんせーに耳打ちする。
二人だけに届く小さな会話。
しろせんせーの眉がゆるりと動く。
ー
りぃちょ、……せんせー、ちょっと
しろせんせー、…………分かった
ー
キルは険しい目で周囲を見渡し、
やがて舌打ちのように短く言う。
ー
キルシュトルテ、撤退すんぞ
ー
すちは短く息を吐いて、
諦めたように肩を落とす。
ー
すち、は、?
ー
ニキがすぐに反応する。
武器を片手に短く返す。
ー
ニキ、りょーかい…
ー
場の空気が一瞬固まる。
らんは動揺を抑えきれず、言葉を続ける。
ー
LAN、いやは、…?ちょ……
ー
こさめはいるまの方へ駆け寄り、
手を握りながら眉を寄せる。
声も手も、震えて
ー
こさめ、いるまくんは…それで言い訳?
なつくんに…同情してるだけじゃないの?
ー
暇72は口を噤む。指輪の光が淡く揺れる。
ー
しろせんせー、そんなん答えてる
暇ないやろ。急ぐぞ
いるま、あぁ
ー
こさめの手を振り払い一歩下がる。
ニキが指示を飛ばす。
ー
ニキ、キルちゃんとりぃちょは
先行ってて!
ー
キルは冷たく頷くが、
その表情は険しいまま_
ー
キルシュトルテ、頼んだわ
ー
りぃちょが軽く手を振る。
声には小さな不安と決意が混じる。
ー
りぃちょ、ニキニキ……せんせー、
気をつけて
ー
撤退へと体が動き出す。
背中には硝煙の匂い、足跡には血の痕。
追いかけようにもニキ達が邪魔で
追いかけようもない。
らんはいるまの方を一瞬だけ見て、
深く息をつく。
互いの選択がここで交差した。
なつはいるまの手を強く握りしめ、
視線を落とす。こさめはこさめなりに
顔を
強ばらせている。
キルが最後に一瞥を送り、
声を低く投げる。
ー
キルシュトルテ、次に会うときは絶対
すちくん捕まえるからな
ー
その声が残響となって消えると、
彼ら(キル、弐十、りちょ)は去って
行った。
だがLANが息を荒げて前に出る。
拳に血が滲むような緊迫感
ー
LAN、まだ諦めるわけにはいかねぇだろ! こさめ!ニキをやれや!
ー
言葉が出た瞬間、こさめが膝をガクッと
崩してしゃがみ込む。顔色が蒼白
ー
こさめ、……っ、だめ……こさめ、無理……
すち、こさめちゃんッ!
ー
すちが駆け寄る。走り出した瞬間、
足がふらつくが、すちは踏ん張って
こさめのそばまで辿り着く
ー
ニキ、嘘だろ……?
しろせんせー、なつこ…
無理せんでええからな
暇72、わかってる
ー
その直後隙を突くように
LANが叫ぶ
ー
LAN、みこちゃん!!!
みこと、うん、…!
ー
らんとみことがほぼ同時に仕掛けに
かかる。
だが、その直前――いるまが前に出て、
手のひらを掲げるが
ー
いるま、お前ら…やめとけ
ー
指輪が薄く光る。見る間に、
その光が場を包み込み、らんとみことの
動きを一瞬にして止めた。
筋肉が固まり、足が鉛のように重くなる。
ー
ニキ、助かった……
ー
いるまは深呼吸して、なつを抱き直すようにして言う。
ー
いるま、……早く行くぞ
暇72、! うん
ー
らんとみことは、いるまの能力で
身動きできずに立ち尽くす。
すちは必死にこさめの手当てをしている。
なつは頬を赤らめて、
いるまの手を強く握り返す。
二人は寄り添い、戦場の端を後にする。
ーー
ニキ、そういえば…すちくん、普通に
使えてたのな?
しろせんせー、はぁ? 嘘やろ。
それはよ言えや!
ニキ、いやなんか平然のように使ってた
から
しろせんせー、まじもんの天才やん
ニキ、…まあ、キルがまた回収に
来るでしょ?
にとちゃんへの仕返しとすちの回収で
しろせんせー、それもせやな
ー
二人は少し苦笑いを交わしながらも、
なつはいるまの腕を離さずにいる
ー
ニキ、暇なっちゃん、そういえば
能力だいぶ使ってたけど大丈夫そ?
暇72、それなら平気。今はいるまから
貰ってるから
しろせんせー、てかあのな〜
あんま人前で恋人繋ぎせーへんで
ニキ、まぁまぁボビー…俺たちもする?
しろせんせー、きもっ
ニキ、冗談だって〜ボビーちゃん
しろせんせー、ちゃん呼びやめい
暇72、wお前らボケてる場合じゃないぞ。
そろそろ出口
しろせんせー、なつこ、案内ありがとうな
助かったわ
暇72、いやいや…目借りてるから
❇なんか防犯カメラを能力使って片目で
見てる見たいな感じです。
いるまが案内しないのは敵軍が来ても
攻略されないように複雑な建築に
なっていて
いるまもよくわかっていないからです。
ー
いるまが苦笑混じりに呟く。
ー
いるま、本当に、俺よりもう使い慣れてるのはえぐい…、
暇72、まぁ〜ね!//
ー
外へ向かう通路が見えてきて、
ニキが先を指さす。
ー
ニキ、お、そろそろ出口じゃね?
暇72、よし、行こ、いるま!!
ー
一瞬だけ手を離して、なつがいるまの
正面に立ち、にっこり笑う。
硝煙と血の匂いを背に、笑顔は眩しい
ほどにピュアだった。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
次らへん最終回です。
長ったらしい文で申し訳ないです。
ちょっとゆっくり書きたいので
→2500♡&コメ2
いいねもコメもこんなに来ないと思うので
出来上がり次第いかなくても投稿します。
コメント
3件
わわ、続き楽しみにしてましたッ…!✨️ どんな結末になるのか、めちゃめちゃ気になりますッ…、!!毎度の事だけれど…言葉選び天才すぎます…! ゆっくり頑張って下さい!!!