橙「ふぅ….」
受験も、発表会も終わり卒業まで間近。
大半は私立大学や、就職に行った人が多い。
全生徒のほとんどが金持ちの時点で結果はわかっていた。
金持ち同士のマウントの取り合いは
正直見てて飽きない。もはや慣れてきた。
ちなみに今は先生達が卒業式の会場を探している最中だ。
ここの学校はパーティ式での卒業式らしい。
制服でもいいみたいだがドレスorスーツが
ここでは一般的と聞いた。
前ここにいた先輩も来るっていう話も小耳に挟んだ。
橙(豪華ディナー食べれるならなんでもええか…キャビア食ってみたいな、、)
….と、そんなことを呑気に考えていた。
パーティ当日
橙「ぅ、うわぁ…..」
思った以上にキラキラだった。
溢れ出る富豪&坊ちゃん嬢ちゃんにオーラ….
俺浮いてるのでは、、?
橙「出来るだけ気配を消して…
そんでもって端っこで行動しよっ….」
桃「やぁ、橙くん♪」
橙「ほゎッ!?」ビクッ
黄色い歓声と共に現れたのは桃ちゃんだ。
スーツを着て髪型も少しいじっている。
橙「….全てが良すぎるっ、、」
桃「え?」
ピンクの髪に良く似合うダークピンクの薔薇に
キラキラと光るイヤリング。
白の手袋が彼によく似合っている。
桃「橙くんのスーツはワイン色のなんだね♪」
橙「父のスーツを借りたんよ、もう小さくて着れないけど勿体ないから残してたらしくて」
桃「へぇ….ふふっ、可愛い♪」
スーツに可愛いってあるのか?と思いつつ
桃ちゃんが来た安心感に囚われそのままくっついて行動することにした。
橙「うまそっ~…」
目の前には豪華な料理が並んでいた。
お店からのお取り寄せらしくどれも高いところで有名だ。
到底一般人には簡単に買えないであろう代物だ。
橙「ワン○ースとかでよく見る肉もあるッ!?
すごっ!!!」
語彙力のなさは置いといて今夜は贅沢に
この料理が食べれると思うと興奮でしかない。
ふと、桃ちゃんの方を見ると3個のデザートをお皿に乗せていた。
橙「うゎ、、美味そう….」
桃「ふふっ、良かったらどうぞ」
オレンジとブドウが乗ってあるケーキに
ピンクと青色でコーティングされたアイス
そしてプリンとイチゴのアラモードだ。
どれも美味しそうで傍から見れば俺は子供みたいにはしゃいでいるだろう。
オレンジとぶどうのケーキを手に取りパクッと口に運ぶ。
1口食べただけで口の中に甘さが広がった。
桃ちゃんはその姿を微笑ましそうに見ていた。
コメント
14件
ペアの色のデザートとかほんと死ぬまじもう何、前回に続いてさ?誕生日からペアカラーかよ、、なにこれ好きすぎるだろまじ無理好き(( 桃くんイケメンすぎだろ橙くん可愛すぎだろなにもうやだぁ、((
橙くんの三つ編み、だとっ…! 美形多とか言ってますけどあなたも美形ですけどねっ!橙くん!
挿絵あると思ってなくて心臓止まった 可愛すぎる、、んでもって爽やかなお兄さん感のある桃くんがイケメンすぎてヤバい、、尊死する、、むり、、、可愛いとカッコイイが混合してて無理っ、、、