テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する



特攻隊員の一人が突撃し残された仲間が隠されていた「遺書」を読む。

俺はそれを読み死ぬのが美しいものでは無いと感じ始める。

俺は非国民なのか、出来損ないなのか。


上官が廊下で何かを話していた。


明日、鈴木が突撃するらしい

数日間だけだが優しくしてくれた、

鈴木が何かを書いている。…遺書だ。

もう本当にこれで終わりだと思うと悲しくなる。

鈴木が俺に気づいて、「読むか?」と問いかけてくる。

…俺は静かに頷いた

──────────

母上へ

これを読んでいる頃はもうこのに居ないでしょう。

あなたが泣く姿を想像すふと胸が痛みます。


私は国のために死ぬことを命じられました。

本当のことをいえば私は怖いです。

生きてまた、母上の味噌汁が飲みたいです。

庭の桃の花が来年も咲くのを見届けたかったです。

それはもう叶いません。

それでもどうか誇りに思ってください。

──────────

泣いた。ポロポロと泣いた。

「生きたい。」「怖い」そんな思いが誰にでもある。

鈴木は笑っていた。

「はは、こんなので泣くなんて。」って、言いながら涙目になっていた。

逃げたい。ここから、非国民だの言われていい。

母の作った雑煮を沢山食べたい。

loading

この作品はいかがでしたか?

0

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚