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千衣葉さんへ
久しぶり。
千衣葉さんからの手紙で知りました。
病気のことも、余命のことも、病気を隠していたことも、全てを知りました。
一つだけ言わせてくれ。
申し訳なかった。
長い間でこんな思いして苦しんでいたとは思わなかった。気づかせてあげられなくて
ごめんな。
一昨日、千衣葉さんに会いに行った。
その時の千衣葉さんの姿は
とても苦しそうで
とても辛そうな顔をして
血まみれの両手で呼吸を整えようと
頑張っている千衣葉さんがそこにいた。
「もう少しだけ」
「生きる時間を下さい。」
「あの人たちのデビューをした姿を」
「見たい。必ず、この目で……」
千衣葉さん、あなたの声が聞こえました。
俺たちはなんにもしてあげられなかった。
そのことは本当に申し訳ない。
昔からずっとそばにいた。
どんな事があっても俺たちのそばに
いてくれたあなたを恩返しにしたい。
俺たちからあなたに伝えたいこと。
それは
生きていて欲しい。
俺たちがデビューをするその日まで
あなたのその目で俺たちを見て欲しい。
それが俺たちの願いであり、
あなたの夢でもある。
だから、せめて
生きている間は見ていて欲しい。
俺たちからの最後のお願いです。
返事、待っています。
あなたの仲間 SixTONESより
(花郷千衣葉)「……」
(花郷千衣葉)「希望は……まだ……」
(花郷千衣葉)「残っていたんだね……」
(花郷千衣葉)「……」
(花郷千衣葉)「諦めかけたこの夢……」
(花郷千衣葉)「再びあなたたちが」
(花郷千衣葉)「私の背中を押されるなんて」
(花郷千衣葉)「夢にも思わなかった。」
(花郷千衣葉)「皆さん……」
(花郷千衣葉)「ありがとう……」
(花郷千衣葉)「私は……もう少しだけ」
(花郷千衣葉)「頑張って生きてみるよ」
(花郷千衣葉)「1月22日まで」
(花郷千衣葉)「その日を夢に見て」
(花郷千衣葉)「生きる。」
ありがとう……
SixTONES……