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えこれもしかしてしょっぴーが紅一点的な感じで愛されちゃう話になっていくんですか!?🫣🫣
マジで何話いくんだろ、これ😅😅😅また明日更新できたらしまーす。
🖤side
食事を済ませて、風呂から上がったら、脱衣所でこれから風呂に入る岩本先輩に会った。
🖤「今から風呂ですか?夕飯いなかったですよね」
💛「あ、うん。風呂の時間終わる前に先に来た」
風呂は持ち回りの掃除の関係で、時間が決まっている。今日の掃除当番は俺とラウール。岩本先輩で最後のはずだから、この後ラウールを誘って風呂掃除だ。
怖い印象の岩本先輩が、どことなく上機嫌なので、思い切って俺は聞いてみた。
🖤「なんかいいことありました?」
💛「バク転」
ぼそ、と岩本先輩が言う。
💛「バク転できるようになった」
小さな声だったけど、嬉しそうに言う岩本先輩がなんだか可愛かった。先輩がアクロバットが苦手で悩んでるのは俺も気にしてたから嬉しい。
🖤「え!よかったじゃないですか!おめでとうございます!!」
💛「ありがとう。翔子先輩が、練習付き合ってくれてさ。ほんと、あの人のおかげ」
ふにゃっと笑う岩本先輩の笑顔が、可愛くて、俺はびっくりした。
怖い印象だなあ、とビビってたけど、この人意外に優しい人かも…。
💛「あ。もうさっさと入らなきゃ。じゃ」
🖤「当番、俺らなんで、ゆっくり温まってください!」
💛「そうか。ありがとう」
そう言って風呂に向かう岩本先輩の背中は筋肉でガッチリ引き締まっていて、頼もしかった。
あの身体なら、コツさえ掴めばどんどんアクロバットもできるようになるんじゃないかな…。
🖤「俺も頑張ろ」
それにしても、渡辺先輩優しいな。
俺は、一緒のタイミングでこの高校に入って来た渡辺先輩の笑顔を思い出していた。
🖤「翔子先輩…?」
そういえば、岩本先輩は翔子先輩って言ってた。
2人は随分と仲良くなったんだなあ、と思って、俺ももっと話してみたいなと唯一の女性の先輩に淡い憧れの気持ちを抱いた。