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「プハー!」
「愛ちゃん凄い酔っ払ってるねぇ〜」
「蓮さんこそ……」
「そーいえばさずっと気になってたんだけど愛ちゃんなんで彼氏と別れたの?」
「……それは」
「それは…」
「それは?」
「言えません、私帰ります」
「え?!ちょっとまって!」
「はぁはぁ、」
「きっつ」
※
「颯太!おはよぉー!」
「愛おはよう」
地味だった私は絵を描くことが好きでよく地味でブスだと虐められていた。
そんな私の目の前に現れたヒーローが小河原颯太だった。
彼は学校の人気者。私なんかが釣り合う訳の無い相手。だが密かに颯太に恋心を抱いていた。
「入江さんって〜なんか地味で陰気でキモくなーい?」
「ねぇ颯太?」
「……、」
「そんなことないだろ、入江さん可愛いし優しいぞ」
「見た目で判断するとかお前終わってんな」
「は、はぁ?」
「訳わかんない、颯太最低」
「……///」
(小河原君が私の事可愛いって?!やばいやばい、死んでもいい)
“可愛い”それが私を変える大きな一言となった
夏休み…、部活に入っていない私は家に引きこもり必死に垢抜けを頑張った、
はじめてスキンケアに気をつけメイクの練習もした、
髪を整える為美容院にまで行った、地道なダイエットをし夏休み明け垢抜けというものが成功した、
ザワッ
「何あの子可愛い〜!」
「転校生かな??!」
「俺狙っちゃおうかなぁ〜」
「3組なんだ!」
「颯太いんじゃん!あいつ絶対惚れるわ!笑」
ガタッ
「そ、そこ貴方の席じゃないと思うよ!」
「え、えっと…」
「何言ってんの?そこ入江さんの席であってんじゃん?」
「へ?!入江さん?」
「え?入江さんじゃないの?」
「い、いやその…い、入江であってます…、」
ぇぇえええー〜!!?
「入江さん変わりすぎ!」
「垢抜けしすぎじゃない?可愛い〜!」
「ありがとうございます…、」
「入江さん可愛いくなったね!」
キュンッ
「……///あ、ありがとう」
「……///」
(へ?可愛いすぎやしない?)
「てかさてかさ!入江さんってなんか距離あるし愛ちゃんって呼ぶねー!」
「あ、うん、お好きに……〜」
「え!ずるい!私も愛って呼ぶー!」
「私もー!」
「私も私もー!」
※
(なんか思い出しちゃった…、)
「早くお風呂入って寝よ、」