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青side
紫ーくんが鬼か…すぐ捕まりそう…ピッ、ピッ、ピッ、ピー!開始のスタートが鳴った。紫ーくんは素早く動く。「青ちゃ〜ん、止まってると捕まえちゃうよ?」…動くべきか。これは心理戦でもあるのだろう。あとは、僕にもっと視野を広げてほしい、とか。動くにしてもどっちから動くか。相手をよく観察すればいいんだ。ゆっくりとじっと…今だ!「うわっ!」紫ーくんは僕が急に動いたから驚いたようだった。これを、10分間か。楽しい!
桃side
どうやら、俺の作戦は良かったようだ。青は逃げてる途中で笑顔を浮かべていたから、楽しいことには間違いないだろう。そんなことを考えていると紫ーくんがこちらにやってきた。「桃く〜ん、青ちゃん速い〜。」いやいや、走りながら喋ってるほうがおかしいから。どうしようかな〜、せっかく用意したから障害物使ってみるか。「待って〜、」紫ーくん強いな…軽々と飛び越えんのやめてほしい。でも、青が思ってるように楽しいな。何回かして訓練を終わりにした。今日は青の体調が治ったばっかりで、また崩されたら心配だからである。青は「もっとやりたい!」って言ってたけど「また後でな。」と言うと「ぐぬぬ…」と言ってた。やっぱ弟みてぇなやつ、と思って、頭をわしゃわしゃ撫でてやる。紫ーくんがそれを微笑ましく見ていた。最近、青の安心している姿や笑っている姿を見れてほっとしている。こんな日もいいな。