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僕は安倍晴明公…ではなくて安倍晴明(せいめい)令和という時代にの子供として転生した。そして今の僕は3歳という超子供だ。
そんな中妹が生まれたらしい。前世では僕に兄妹はいなかったからめんどくさそうと思ってしまった。だが両親にそんなことを言えるわけない為可愛いとか仲良くしてるように見せとけばいいと思っていた。だがその思いは妹が目を開いた瞬間どこかへ吹っ飛んでしまった。
妹の目は赤眼で髪の色は菫色のような美しい紫色をしていた。そう…その子は僕の前世のライバルであり、僕が1000年間束縛し想い続けた僕の大好きな大好きな蘆屋道満だった。
どうやら道満には前世の記憶が無いらしい。その為、前世の道満からは想像もできない可愛さをまとっている。そして現在もぺちぺちと僕の後ろをハイハイして追いかけてきている。
「ど、道満?どうして僕の後ろをついてくるんだい…?」
「あう!!んへへ!」
「はわわ…///」
道満は僕のスボンの裾を掴んで笑顔でこっちを見上げてきた。そして道満は僕の服をぎゅっと掴んで立とうと震える足で頑張っていた。まだ0歳の道満は立てる訳もなく思いっきり滑って顔から転んでしまった。
「道満!?大丈夫かい?」
僕は道満を起こしてあげた。するとおでこが少し赤くなっており道満は今にも泣きそうな顔をしている。
「うぅ…あ”あ”あ”あ”!!!(泣)」
「道満が泣いてるところなんて初めて見た…可愛い…♡」
じゃなくて…こういう時どうしたらいいのか僕には分からない。赤ん坊のあやしかたなんか分からない…両親は僕達を置いて海外出張に行っている。こんな小さな子供を置いてだ。金はいくらでもあるからそういう問題は心配ないのだが唯一心配、不安だったのが道満の事だ。
数分経ったが道満は泣き止む気配がない。色々試したが道満は泣き止まない。お気に入りのおもちゃをあげたり人形を持たせたりしても投げてしまう。どうしたらいいかと悩んでいた時、前世の朱雀を思い出した。確か朱雀は道満が泣きそうになっている時キスをしてあげていた。怪我をした箇所にキスをしてあげていたのだ。僕も試してみよう。
「ちゅ」
僕は道満の赤くなったおでこにキスをした。本当にこんなので効果があるのかと道満の様子を見るとすっかり泣き止んでいた。しかも笑顔だった。
「えへへ、ずびっ、」
満面の笑みだった。
ここから僕のシスコン歴…いや…前世ではできなかった道満を守るというシスコンじみた新たな恋が始まった。