テラーノベル
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──売れっ子アイドル・向井康二。スキャンダルを絶対に避ける日々、だけど彼はあの日、出会ってしまった。
静かな夜のカフェ。康二がふと入ったその場所には、他に客はほとんどいなかった。
カウンター席の端に座っていたのは、黒縁眼鏡にゆるいシャツ、少し眠そうな目をした男。
👤「…もしかして、有名人?」
唐突に話しかけられ、康二は戸惑う。
🧡「バレました?」
💜「バレバレ。けど、俺、誰にも言わないよ。代わりにさ──君、俺にちょっと付き合ってよ」
不思議な空気を持つその男、名前は深澤辰哉。
一見ただの一般人。でも、どこか底知れない。
康二はその夜、ほんの少しだけ話をして、
「…なんか、不思議な人やな」って思いながら、連絡先を交換してしまった。
──それが、すべての始まりだった。
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