テラーノベル
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姉が眠っている間に、惣吉は山に義兄を探しに行った。
義兄はもう山菜を採り終えて、山を下りるところだった。
惣吉が姉の具合が悪いのを告げると、義兄は大変心配した。
「美代(姉のこと)はいつも無理するだ。
俺はゆっくりしてろって言ったどもな。
しっかりして見えるけど、あれで案外体が弱いところがあるでな。」
義兄は今までも何度かこういうことを経験した様子だった。
「義兄さん、あねさと赤ん坊を頼みます。」
惣吉は、義兄に頭を下げた。
義兄は恐縮して、自分も頭を下げた。
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