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ruruha
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#都市伝説
柘榴とAI

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「…ん、もう朝?」
窓から差し込む光にあてられて目を覚ます。
私、すずはダンス部に所属している高校3年生だ。
今日は私の尊敬するはるさんこと、はるか先輩が久しぶりに部活に来てくれるから早起きをして部活に行く
…はず、だった。
「…っ」
(頭痛が…胸もバクバクしてるし…)
立とうとしてもふらついてまた座ってしまう。
ここ数日、こんな症状が出る日もあったけど、今日はあきらかにいつもよりひどい。
(寝不足かなぁ?でも最近10時前には寝てるんだけどな…)
ぼんやりしている頭でそんな事を考える。
ダンス部は基本8時集合なのだが、早く行こうと思うと7時過ぎには家を出ていないといけないのだ。
色々考えていたら少し症状も落ち着いてきたようだ。
立とうかと思ったが倒れたら怖いので、ベッドに腰掛ける。
近くにおいていた着替えを取ろうと手を伸ばすと、近くにおいてあった時計が目に入った。
「え…8時、半?」
(もう部活始まってるの!?)
この家から学校までは30分近くかかる。
そして私は動けたといっても本調子ではない。
とりあえず頑張れるだけ頑張ろうと、急いで準備をすることにした。
「ハァッ…ハァッ…」
(ちょっと、休憩…)
荒い息を吐きながら、学校の靴箱で座り込む。
走れはしないと思ったから歩いてきたが、おかげでもう9時半近くになっている。
今でも少し気を抜くと立てなくなりそうなくらいにはしんどい。
いつまでもここに居ても仕方ないから気合を入れ直して部室に向かう。
「失礼しまー…」
「すず先輩きたー!!おはよーございまーす!!!」
部室に入ろうとした瞬間、急に飛びついてこられて少しよろける。
飛びついてきたのは、部活で一番私を慕ってくれている後輩なつみちゃんだった。
いつもすごい元気で時々すごく勘がいい子。
そして、リーダーの妹。
「おはよう。遅れてごめんね」
なるべくいつも通りを装って返事をする。
部室の中から覗いてくる部員のみんなもそれを見て安心したようにそれぞれの練習に戻っていく。
「リーダーが今日も休みで、すず先輩も来なかったらどうしようかと…」
「あれ、リーダー今日休みなの?」
なつみちゃんが言った言葉が理解できなくて聞き返すと、困ったように笑うなつみちゃんと目があった。
「すず先輩、リーダーは…」
(あぁ、そうだった)
どうしてこの子にそんな質問をしてしまったのだろう。
いま一番つらいのはこの子たちだというのに。
「…ごめん、忘れて」
いつもならこんなことはないのに、相当疲れているのかもしれない。
「でもすず先輩がいない間、はるか先輩が練習を見てくださったんです!」
「はるさんが?」
そう言ったとき、首に冷たいペットボトルがあたってきた。
「ひゃあ!」
「おはよう、すず。こんな遅いの珍しいね」
そう言って笑うはるさん。
みんなの憧れの的であり、私が尊敬している大好きな先輩。
ダンスを始めたのは中学生の頃らしいがすごく踊るのが上手で、学校行事でパフォーマンスをするとき、はるさんが舞台に上がるだけで歓声がわいたこともある。
「今日は先生が出張らしいから僕が先生の代わり。すず、荷物置いてトレーニングしてきな。後で全体で合わすから」
「はいっ!」
はるさんが練習を見てくれることなんて、引退されてからはほぼ初めてだ。
こんな上手くなれる機会を逃すわけにはいかない。
私は心を弾ませながら、準備をした。
コメント
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さなみきさん、第2話読ませていただきました! 体調が優れない中でも部活に向かうすずさんの心情が丁寧で、思わず心配になりながら読み進めました。遅刻して部室に着いたとき、なつみちゃんが飛びついてくるシーンにほっこり。慕われてるんだなあって伝わってきます。そして何より、はるか先輩の「ペットボトルを首にあてる」仕草がとても自然で、先輩との距離感や信頼関係が一瞬で感じられました。最後の「心を弾ませながら」という一文に、すずさんの純粋な気持ちが詰まっていて、次が楽しみです🌷