突然始まります、敬称略。
てか、怜夜sideしか書けない呪いにかかってる()
お二方を書くのが恐れ多すぎて飛んでる…(??)
でも偏りがひどいから…え、がんばります。
……全力で書こ。
キャラ崩壊っぽくなっているのでご注意を。
出すの遅れてすみません…スランプの極みでした((
変なところもありますがお気になさらず。それでは
「覚めない夢の中へ行ってらっしゃい」
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怜夜side
やけにすっきりと目が覚める。…いつもは寝起き悪いんになぁ。
なんて思いながらいつもの服に腕を逃走とした時に気がついた。視界の隅に映る黒い物体。
あぁ、今日かぁ…だから起きたんやな。
力をつかって羽を”殺す”。
…よし、これで見えないはず。羽の生えていた場所からボタボタと絶えず垂れる血はすぐに消えるから問題ないだろう。…貧血になるかもしれないけどいっか。
インナーを着てをフード付きのコート羽織る。付属のフードを深く被り、ブーツを履く。
別にフードなくてもええんやけど…信用してる人しかこっちの瞳は見せたくないしなぁ。ま、前髪でほぼ隠れとるし見えんとは思うんやけどね。
そういえば、俺の恰好結構変わったよな。
…繝溘ャ繝峨リ繧、繝様に出会った頃は子供やったから、フード付きのパーカーと長ズボンだけやってんなぁ。
…ふふ、あの天使様が僕を見つけても分からないかもな。
なんて思いながら身支度を整える。
もうすでに血は止まっていた。床に服についたものも消滅している。
これで俺に羽が生えてることはわからないはずだ。
ふぅと息をはき、鏡に映った自分を見て、笑う。
『おはよう、いつもの、普通の俺』
ちらりと時計を見ると時間は朝の5時。
『んー、いつもより早いけど行くかなぁ』
カツカツと靴音を響かせながら階段を登る。
…あ、いつもの癖で履いていた。この上に行く時は歩こうって決めとるんに。汚れてないからええか…?いや、入る前に脱ごう。
崇拝の完成した部屋が汚れないように。
…あの部屋の呼び方はわからない。知らない。
宗教の知識は小耳に挟んだ程度だし、これがあってるのかも知らないのだから。
少し長いように感じる階段を登り切る。
ブーツを脱ぎ、扉を開ける。そのまま中へと歩みを進めると”祭壇”の前に着く。
祭壇のようなものの前に跪き、手を合わせる。
崇拝は、祈りは、こうだっただろうか?…分からない。周りと違う俺はここも違うらしい。
とりあえず人間の見様見真似でやっているが正しい方法はわからない。
10分ほど祈りを続け、立ち上がり部屋を出る。扉をくぐったところでくるりと振り向き一礼をする。そのまま、カチャリと扉を閉めた。
そしてまたブーツを履き、階段を降りていく。
この部屋があるのは3階、寝室などは2階。リビングやキッチンは一階にある。
…あぁ、後地下もあるな。あまり使わんけど。
そうこうしていると一階に着いた。
朝食、朝食………んー、完全食でいっか。
棚を開けて、一つ取り出す。
今回はパンか。適当に何種類か突っ込んでるから何が取れるか分からないんだよなぁ…
ま、パン久々だしどうでもいいか。
『モグモグ』
『……あんま好きやない』
『初めて食べた味やったな……』
今日はどこに行こうか……
なんて考える頭にチリン、と鈴の音が流れ込む。
この音は外から___
開いている窓からぐっと身を乗り出して外を見ると和服を見に纏った男が数人の人を引き連れ、鈴を鳴らしながら歩いていた。
なーんか、見たことある気がするんやけど…
無駄に空いている記憶の引き出しを引っ張りだしていく。
あ、あったあった。
神道とかいう宗教?が日本にはあったなぁ。神社とか寺とか聞いたことあるし……あの男は神主とかいう役職のやつか。
あれ、神社と寺って何が違うんだよ()
……行ってみるか?
『んふふ、ええな。行こ』
そうと決まれば早い。とりあえず近くの神社は見たことがあるから遠いところに行こう。
どこの県がいいかなぁ……ふらっと行ってみつけたところでいいか。
天使様みたいに会うこともあるだろうし。
ガチャ。
『…よし、行こう』
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ふらふらとあてもなく歩いていく。
人気のないところでは軽く浮遊して動いていたから意外と疲れてない。
完全食コートの内側に突っ込んでてよかった。なんかめっちゃ日付たってるし……
…やばい、”あれ”を毎日できてない。なんかできるところないかな……
神社は、宗教が違うからダメやろなぁ。
うぅ……こうゆうのって毎日やるんやろ??4日もやってねぇじゃん………
…森、行こうかな。会った森ではないけど、似た空間やし……
ガサリガサリと獣道を歩いていく。
『もー、疲れたんやけど!!』
…あ、人いねぇんだし飛べば良いじゃん。
よし、飛んでこ〜。
…あれ、ここどこ?
森、のような森じゃないような…んー、どこ?
『…あれ、は……神社やん!!』
腹減ったし、なんかないかなぁ
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ゼロ side
?「…__れ、__……_____やん!」
ん?誰の声だろう…参拝者さんかな!
…んー、違う気もする……?死神、だし……
って、何してるの!?
お供え物のお稲荷、食べようとしてる!?
『え、ちょっと!何してるんですか!』
?「……?」
『だからっ…!何食べようとしてるんですか!!』
?「……ご飯」
『それ、お供物なんですよ!?』
?「………ぁ」
「これ、どうすればええ…?」
『いや、…えぇ?』
?「……これ、何?」
『お供物……えっと、お稲荷さんです!』
?「…ふぅん」
……え、どっかに行っちゃった!?
というか、飛んでなかった……?
…あ、死神さんだからとべるのかな。
ひゅんっ、と風が通り抜けた。
?「………これ」
飛んできたであろう死神さんは僕に何か差し出している……えっと、これはお稲荷さん?
?「…………悪かったっす」
『え、わざわざ買って来なくても…!?』
?「…でも………」
うーん、意外にいい人なのかも……?
?「俺、行きますね」
『え、ちょっと!?』
?「…なんです?」
『この神社に何しにきたんですか…?』
?「…なんとなく?」
『っえ、?』
なんとなくって……えぇ??
?「フラフラしてたら見つけたんすよ」
『んー、そうですか…参拝者様じゃないんですね…』
?「参拝…?」
『?はい』
?「なんすか、それ」
『え、知らないんですか!?』
?「しらん…です」
『…参拝とはここみたいな神社など神様や仏様、死者に拝むこと、と言ったら分かりますか?』
?「……うん」
良かった…とりあえずは分かってくれた、かな?
?「……それじゃあ」
『あ、聞いといて行くんですね!?』
?「…あいにく、神”は”信仰してないので」
そっか、残念ですね……
まぁしょうがないですよね、宗教の違いは。
また飛んでいく死神さんの後ろ姿を見つめ、気づく。
『羽が…はえてる?』
瞬きをしてもう一度そちらを見ても羽は見えない。
すこしだけ、ほんの少し気になった。
『…あとで見てみますかね』
…あそこは、全てを管理してるところだから。
?「……あれ、ここ神社ですか?」
言い方的に…
『うーん、また参拝者様じゃないんですかね?』
…もしかしたらの可能性もあるし、声のする方に行ってみますか。
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ミッドナイト side
がさり、と草木をかき分けて見えたのは鳥居。
神社に着いてしまったようです。
あれ、私さっきまで何してました?
……確か、社畜の方が着るようなスーツを探してたんですけどね…
まぁ、いいんですよそんなこと。天使はここに来ないとは思いますが神社も神の領域、一応離れましょうか。
?「あの!」
『なんですか?』
?「ここが目的ではないんですか?」
『はい、そうですね』
『たまたまここに着いてしまいまして…』
これがたまたまなのかはわかりませんが。そう心の中で付け足しておきましょう。
?「え、またですか…?」
「この神社…大丈夫なんですかね……自分で作ったはずなんですけど…うーん?」
なにやら目の前の妖神さんはブツブツと呟いている。
な、なにをおっしゃってるんでしょうか…?
?「………もしかして、あの死神さんがきたのも…」
『死神…?』
私と会ったあの死神?いや、別人ですかね?……でもそんなにフラフラしている死神なんてそうそういるはずないですし……
『…その人、どんな見た目でしたか?』
?「見た目、ですか?…くすんだ紫のコートに、フードをかぶっていました。長いブーツもはいてましたね。」
私があった死神とは違う…彼もたしかにフードは被ってましたがブーツもコートもなかった。やっぱり会えないんですかね?
『…そうですか、ありがとうございます』
?「いえ!大丈夫ですよ!」
……この神様、かわいいですね。
?「…貴方は見た所天使、ですか?」
『…そうですね』
?「今日はやっぱり不思議な日ですね」
「死神も天使もここにきたんですよ」
『そうなんですか、面白いこともあるんですね』
?「そうですね」
「あ、僕はゼロと言います!天使さんは?」
『…私は、ミッドナイトです。よろしくお願いしますね』
ゼ「はい!よろしくお願いします!」
『!』
?「わ、また増えとる…」
「あ、狐さん!お稲荷さん、安くしてもらったんで買ってきました」
…一瞬、気配がわからなかった…?
私のセンサーは超優秀なんですけどね()
…死神の立っている場所は明らかに私のフィールド内ですし……神社だから何か違うんですかね?
…というかお稲荷ってどうゆうことですか?
ゼ「え、お稲荷さんだ…!」
…ゼロさんはお稲荷が好きなんですかねぇ。かわいいですね。
?「……あなた様は?」
『あ、私ですか?』
?「はい」
ゼ「…僕には最初敬語使わなかったのに天使さんには使うんですね…」
?「え、そんなつもりはないんすよ!?」
神に使わないで天使に使う…普通は逆ですよ!?
「…天使さ…ん、名前は何でしょうか?」
『……ミッドナイト、です』
?「…そうですか。ありがとうございます」
『あなたの名前は?』
?「俺ですか?俺の名前は」
「…………怜夜です」
ゼロさんに怜夜さんですか。…違う死神なんですかねやっぱり。
あの死神名前教えてくれなかったですし()
怜「それにしても、天使様が何でここにいるんですか?」
ゼ「それが分からないんですよね」
『気がついたらここにいましたし…』
怜「…神隠し……?」
ゼ「僕はやってませんよ!?」
『天使を神隠しに巻き込むって初耳なんですけど…』
ゼ「そうですよね、基本子供ですし」
『私が子供に見えたんですか!?』
ゼ「そ、そうじゃないんですけど…ただ、神隠しの線は薄いかなって…」
『あ、そうですね』
怜「…それにしても」
「不思議ですよね、所属がバラバラなこの三人?が集まるの」
…たしかにそうですね。
妖神は幽界、死神は冥界、私___天使は天界。
バラバラな異界に所属してる種族です。
…異界にいる方々…
『……異界組』
ゼ「え?」
『皆さん、異界に所属してるじゃないですか』
怜「そうですね」
『ここで出会ったのも何かの縁だと思いますし、仲良くしませんか?』
ゼ「いいですよ!」
怜「…別にそれはいいんですけど、さっき言っていた”異界組”ってなんです?」
『仲良くしてるグループとか名前があるじゃないですか』
『枝豆組とか…って、知らないんでしたね』
私としたことが…知らない方の話をしても例えになりませんね。
ゼ「でも、いいですね!異界組!」
『ほんとですか…!』
怜「…また、集まれるかは知りませんけどいいんじゃないですか?」
『じゃあ私たちは異界組ですね!』
__________何時間か経ちまして__________
No side
彼女たち____異界組はどうやら、それぞれの場所に帰るようだ。
次集まる時は、何をするのだろうか。
人間とは違う、普通は交わることのない異界が交わる不思議な空間は異界組にとって居心地の良い世界になるのだろうか。
これは普通とは少し違った世界の物語。
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怜夜side
時間はかかったが家につき、ふぅと息を吐き出した。
……ミッドナイト様、か。
『え、ば、バレてないよな!?』
…あの頃の、ミッドナイト様と出会った頃の”僕”とは違うのだから。
“俺”は、違う死神だから。……あんなに暴走した僕とは違う、ちゃんと信仰対象のいる普通の死神、だから……
いいや、こんなことを考えるのはやめよう。
ただ異界組の一人、怜夜。…夜月ではないから。
『よし、寝よう!!』
今はこの時を楽しもう。……次はいつ会えるんかなぁ?んふふ、楽しみや
_______________________________________END
や、やっと終わったぁ……
あ、そうだ皆様。皆様はホラーって余裕ですか?無理ですか?
これから夏ですし、怖い話って増えますよね。いやですね。
俺はホラー、結構無理です()
だって殴れないんですよ!?攻撃できないじゃないですか!!怖いってぇ!!!
ホラゲも泣きそうになりながらやってます()
怖い話を見たり聞いたりした日は寝れなくて暗い部屋でスマホいじって帰って怖くなると言う負のループにおります()
…はい。何を言いたかったと思います??(知るか)
とりあえず…Fait de beaux rêves!
コメント
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ぼ、僕だ…僕がいますにゃ…!! はわわわ…(´。✪ω✪。`)✧*。 僕が他の作者様のお話に出ると出ると基本お稲荷様で釣られちゃってる気がするんですがにゃ…( #`꒳´ ) あぇ、しれっと枝豆組っっ← もう続きが楽しみすぎますし何より好きすぎますにゃぁ…僕も異界組書かないとっっ
しれっと枝豆組が出てきたんですが← やっぱりゼロさん可愛いですね((( あんま関係ないですけど…フード被ってるキャラってめっちゃかっこよくないですか?←
はい、部活前にとても幸せになりました。生まれてきてよかったです。ありがとうございます。(土下座)