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コメント
2件
お幸せに...( ꈍᴗꈍ)
勉強になります!
CLN×RSI
(イタリア国民解放委員会×イタリア社会共和国)
地雷の方はブラウザバック推奨!
俺の生活には、”コイツさえいなければ”という存在が毎日のようにのさばっている。
文字通り、”コイツさえいなければ”俺の生活はもっと有意義で豊かで自由なものだろう、…という存在だ。
そいつは朝俺を叩き起こすところから始まる。
「サロー!!起きろ!!早起きは屋根早起きは三文の徳早く起きろカス!!」
「うるっせぇゴミ!」
なぜこうも朝っぱらから声を張り上げないといけないのか。
そいつは俺の腹にまたがって「ふんす」と偉そうな態度で俺を見下している。
イタリア国民解放委員会___略してCLN。
そいつはファシズムが大の嫌いで口癖は「ファシ死ね」という過激っぷり。
そんな奴が何故俺のようなファシズムの権化みたいなヤツに執着しているのか。
俺にもさっぱりわからない。
読者の皆様、どうか「コイツ頭おかしいな」という感覚だけ覚えて帰ってください。
CLNはヤバいやつです。((
「朝ごはん出来てるから速く来いファッシ!」
「うるせぇ今行くし!」
毎日何故か朝食まで用意されているのだが、普通に不法侵入である。
そう、俺はコイツに家に入る許可を与えていない。
合鍵も何も持たせていない。どんなに厳重な警備を用いても何故か朝はたたき起こされてしまう。誰か助けてほしい。
(…まあなんだかんだで家事とかやってくれるしメリットも…)
いやデメリットの方が多いわ!!
この前勝手にお気に入りのコップを「ダッサ」って言われて捨てられたばかりだわ。
べっ、べつにあれはデザインが気に入ったとかじゃなく容量が丁度良かったから気にいってただけなのにさも俺の美的センスがおかしいと決めつけて捨てるのはさすがに酷いと思う!!(必死)
確かに何度も抗議したり何故こんなに執着するかを問うたことはある。
だが全部「は?死ねよファシ」みたいな感じで終わってしまう。会話が成立していない。小学生の国語からやり直してほしい。
目ざわりとかいう暴言を吐いてくることがあるけど、ならお前が俺の前から消えろやお前が俺の前に勝手に現れるんだろうが!!と怒鳴りたい。毎日でも怒鳴りたい。
でも結局「死ね傀儡国家」って返される。うるせぇよ傀儡国家で何が悪いんだよぉ….((
「おい!パジャマぬぎっぱにするな!不潔不潔不潔やっぱりファシズムは生活態度から腐ってる!」
「うるせえよ明らかにファシズム関係ねえだろ!!」
こいつは何もかもファシに関連付けないと死ぬ病気にでもかかっているのだろうか。
それとも毎日俺とファシズムを侮辱してイラつかせないと寝れない病気にでもかかっているのだろうか。
今すぐに医者に診てもらってほしい。そして精神病院の常連にでもなってほしい。
でも食べ物が目の前に準備されていたら食べるしかないよな….。((
一番最初朝食を出されたときは毒でも盛られているのかと疑って食べなかった。
無理やり食べさせられたけどな。
それが一週間くらい続いて俺が折れた。俺が素直に食べるようになったら無理やり食べさせるとかはなくなるが、好き嫌いをしたり食事のマナーがあまりにも悪いと説教される。俺はガキじゃないんだが??
というか人の好き嫌いは感性であってどうしようもないものだし食べ物を残すのはアフリカの貧困層に失礼かもだけど嫌いな食べ物をイヤイヤ苦しんで食べるというのもアフリカの貧困層に対して失礼なんじゃないか(必死)
「今日はナチスと会うんだろ?ほらちゃんとおめかししていきなさい!」
「うるさい!別にデートじゃないし正装を用意してくれよなんだそのフリフリワンピース!
あとなんでスケジュール把握してんだよキモイ!!」
お前はオカンか!…とさらに突っ込みたいところだが、心の中に秘めておく。また3日に一袋のペースでのど飴が消費されてしまっては俺のへそくりが限界を迎えてしまう。
というかこののど飴代は国家予算から引いても別によくね(よくない)
「ちょっとネクタイの付け方がなってない!こっちにこいクソファッシ!」
「うるせぇゴミ民解放委員会!」
といながらCLNの方へ行きネクタイを締めてもらう。
別に行かないと逆に面倒くさいから行ってるだけだから!!というかネクタイ締めすぎ首締まるって!!!((
「…というかお前は連合国だろ、なんで枢軸国の俺の仕事の手伝いをすんだよ…」
「俺の家とか部屋から情報を大量に入手だってできるだろ…」
呆れたようにそういう。
どうせ「黙れファシ野郎」….とかいう返事が返ってくるかと思ったが、返事は思ったより遅かった。
どうかしたのかと思って振り返ると、….CLNの目に意識がぐうっと吸い込まれた。
___見覚えのある、目。
そう、毎朝洗面所の鏡で見るような….
「っ、もう時間押してる!行ってきます!!」
何かいけないことの予感がして、仕事を口実に俺は逃げるように家から出た。
もはや誰に言っているのか分からない「行ってきます」を後で後悔した。
「….どう?CLN」
白い軍服の彼….イタリア王国が、RSIの家の隅からひょこっと出てきてCLNに尋ねた。
「…まあぼちぼちっす」
イタリア王国は言った。
「….CLNはRSIの事が好きだねえ」
学校での噂話みたいなノリでイタリア王国は言う。だけどCLNは真剣だった。
「….だって、RSIは…..、」
「俺の…….」
えー、
CLN、イタリア国民解放委員会っていうのは
国じゃないんですよ
まぁまぁまぁまぁ!!!((
大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫!!!((
CLN×RSI意外と好きなんですけど多分描いてるの自分くらいですよね(((
イタ王とRSIとCLNが兄弟っていう設定で基本的に描いてるんですが、CLNはなんだかんだいって仲間外れ感が嫌いなんですよね
ファシズムを打倒するための組織みたいなもんなんでファシズムが嫌いなんですが、
そもそもファシズムがいなかったらCLNというのはいなかったわけで
そんなこんなで家族でもあるRSIが嫌いだけど嫌いじゃない…っていうのを書きたかったです
結論:イタリア一家は尊い!